記者発表
お知らせ(平成17年6月27日)

灰塚ダムにおいて「刈草のRDF炭化システム」を用いた現地実験を実施
 来る7月6日、国土交通省江の川総合開発工事事務所が、一級水系江の川の支川上下川に建設を進めている灰塚ダムにおいて、「RDF炭化システム」を用いた刈草処理の現地実験を実施します。
 このRDF炭化システムは、中国地方整備局中国技術事務所が民間と共同開発した刈草処理の新技術です。除草作業によって得られた刈草をあらかじめ乾燥させておき、”刈草RDF製造機”によって直径約35mm、長さ100〜200mm程度の棒状に減容成形(これをRDFという。)し、その後”RDF炭化物製造機”により炭化するものです。
 灰塚ダムにおいては、毎年除草作業によって多量の刈草が発生しており、これらの刈草は、主に廃棄物処理場まで運搬し処分しています。
 このため、将来的な維持管理コストの低減及び刈草を資源として有効利用することを目的として、新技術である「刈草のRDF炭化システム」の適応性を把握するため現地実験を行うものです。
 当日は、乾燥した刈草を”刈草RDF製造機”によりRDF化する作業、”RDF炭化物製造機”によりRDFを炭化する作業及びこれらの作業による発生物の有効利用の方法について、地元の皆様と一緒に意見交換を行います。報道機関の皆様方に、これら現地実験の模様を公開しますので、是非ご覧ください。

「刈草のRDF炭化システム」による現地実験公開について
1. 日 時
  平成17年7月6日(水)午前9:00〜午前11:00予定
   ※雨天の場合は中止(ただし、小雨決行)
2. 会 場
   田総の里 ゲートボール場(広島県庄原市総領町稲草470)別図参照
3. 現地実験の内容
 
 @  乾燥した刈草を刈草RDF製造機によりRDFにする作業(RDF化)
 A  RDF炭化物製造機によりRDFを炭化する作業(炭化)
 B  参加頂いた地元の皆様との意見交換
   ・出来上がった「刈草RDF」及び「炭化RDF」の有効利用の方法
   ・今回の現地実験の感想及び適応性など
4. 報道機関の皆様へのお願い
   小雨の場合は現地実験を行いますが、悪天候(大雨、強風等)の場合は、現地実験を中止する場合がありますので、当日の午前8時30分までに表紙の問い合わせ先にご連絡・ご確認頂ければ幸いです。
[参 考]
(1) RDFとは
   RDFとは、Refuse Derived Fuelの略で、”リサイクル固形燃料”を意味します。
(2) 今回の現地実験で使用する機械の能力
 
 @  刈草RDF製造機(車載型)
   ・製造能力 70〜90kg/時間
   ・減容比 RDF:刈草=1/220
   ・重量比 RDF:刈草=1/5
 A  RDF炭化製造機(車載型)
   ・製造能力 1日最大350kg(製造に要する時間は24時間)
   ・減容比 炭化物:刈草=1/370
   ・重量比 炭化物:刈草=1/25
■問い合わせ先
 国土交通省中国地方整備局 江の川総合開発工事事務所
  副所長
やまだ けいいち
山田 啓一
  工務課長
こうの  ひろあき
河野 弘明
  機械係長
きむら   しんじ
木村 真二
 TEL(0824)72−3301(代表)

戻る


転写等の際にはあらかじめの江の川総合開発工事事務所に御連絡ください。