記者発表
お知らせ(平成18年3月3日)

灰塚ダム満水到達見込みと見学のための道路開放のご案内
 灰塚ダム(広島県三次市三良坂町)では平成17年7月28日より試験湛水開始しております。湛水も順調に進み平成18年3月3日(金)現在、ダム満水まであと1mを切りました。
 国土交通省江の川総合開発工事事務所では、『ダム貯水池周辺道路を見学の為、一部区間開放』します。
1. 灰塚ダム満水到達予測日
 
平成18年3月6日(月)〜3月9日(木)の間には満水を迎える見込みです。
なお、ダム見学会等のイベントは行いませんが、下記のとおりダム貯水池周辺道路を見学のため一部区間を開放します。
2. ダム湖周辺道路の一部開放について
 
灰塚ダム本体、下流広場、上流展望台を中心に周辺道路を見学のため一部開放します。
周辺道路開放期間・・・ 平成18年3月6日(月)〜平成18年3月21日(火)
  <開放時間9:00〜17:00>
★詳細は別紙―1をご覧下さい。
また、上記情報や最新のダムの状況は、毎週火曜日更新の江の川総合開発工事事務所ホームページでもお知らせしています。
3. ダム満水後の放流について
 
 ダム満水後は、満水位を一日保った後ダム放流設備(利水放流設備・環境用水放流設備)を用い約1ヶ月程度の期間をかけて常時満水位(ダム完成後の通常水位)まで水位を低下させます。このため、ダム下流の河川は平常よりも河川の水位が高い状況になります。水位の上昇は、本村川合流後(三次市三良坂町市場地先)付近で最大50cm程度平常よりも高い水位となる見込みです。
4. 灰塚ダムの概要
  灰塚ダムは江の川水系上下川の広島県三次市三良坂町に建設された重力式コンクリートダムです。
 
堤 高 50m
堤頂長 196.6m
堤体積 約16.4万m3
集水面積 217km2
湛水面積 3.54km2
有効貯水容量 5,210万m3
常時満水位 EL.231.2m
サーチャージ水位
(ダム満水)
EL.247.3m
5. 灰塚ダム試験湛水状況について
 
 灰塚ダムは平成17年7月28日より試験湛水※を開始しました。
 夏場は平年に比べ小雨傾向でしたが、台風14号(9月6日)の影響で一気に約5m貯水位が上昇し、常時満水位に到達しました。その後、出水期が明けた10月21日からゲートにより下流への放流口(常用洪水吐:オリフィス及び自由越流部)を締切り常時満水位以上の貯水を再開し、現在に至っております。
 なお、現在の灰塚ダム状況の詳細についてはこちらをご参考下さい。
※ 試験湛水の目的・・・ ダムが通常の管理に移行する前に、満水位以下の範囲内で、貯水位を上昇及び下降させダム、基礎地盤および貯水池周辺地山の安全性を確認するために実施します。

■問い合わせ先
 国土交通省中国地方整備局 江の川総合開発工事事務所
  副所長(技術)
やまだ  けいいち
山田 啓一
  調査設計課長
しょうじ しゅんすけ
庄司 俊介
  調査係長
いりかわ なおゆき
入川 直之
 TEL(0824)72−3301(代表)

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転写等の際にはあらかじめの江の川総合開発工事事務所に御連絡ください。