--- 灰塚ダムで重要植物の移植作業 ---
「地域の自然いつまでも・・」
(平成17年4月28日)

   平成17年4月28日に灰塚ダム貯水池予定区域内において植物(重要種)の移植作業を行いました。
   当事務所では地元住民の方々と協力しながら、平成9年以降、工事で改変する箇所を中心に順次移植作業を実施してきていますが、今夏より試験湛水たんすい(試験的にダムに水を貯めること)を開始するため、最後の活動機会となることから、地元住民の方々や事務所職員、安全対策協議会会員等多数の方が参加し、少しでもたくさんの株を移植しようと、熱心に作業を行ないました。
   今回移植した植物は主にユキワリイチゲカザグルマカタクリで、ていねいに掘りとった後、貯水による影響のない箇所へ移植しました。
   移植された植物はこれからも移植地に根付き、四季折々の草花を私達に楽しませてくれることと思います。
 
カザグルマの採取 ユキワリイチゲの採取
移植作業 移植後の水撒き
カタクリ :三次市(旧三良坂町)指定天然記念物
ユキワリイチゲ :三次市(旧三良坂町)指定天然記念物、絶滅危惧U類(広島県)
カザグルマ :絶滅危惧U類(環境省、広島県)
※絶滅危惧U類・・・絶滅の危険が増大している種

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