--- 貯水位が取水可能位置に到達、仮設ポンプを撤去 ---
(平成17年8月11日)

   試験湛水(※)に伴う貯水位の上昇は、計画より少し遅れていますが、去る平成17年8月11日(木)11時30分ごろ、貯水位が選択取水設備(※)の取水可能位置EL219.15mに到達したため、利水放流設備(※)より毎秒0.8m3/sの放流を開始するとともに、試験湛水開始以降、2週間のあいだ、下流に維持流量として放流してきた仮設ポンプを停止し、翌日の12日より仮設ポンプの撤去を開始しました。
   仮設ポンプの撤去は、お盆明けの17日に100トンのトラッククレーンにより撤去し、同時に環境用放流設備(※)を閉鎖し、今後の降雨により常時満水位を目指し、貯水位を上昇させます。
   今後の降雨を期待し、貯水位の上昇を見守って行きたいと思います。(試験湛水状況はこちら
 
試験湛水 ダムが通常の管理に移行する前に、満水位以下の範囲内で、貯水位を上昇及び下降させ、ダム、基礎地盤および貯水池周辺地山の安全性を確認するために実施する試験。
  利水放流設備 ダムより下流域の既得用水の取水の安定化及び河川環境の保全、水道用水を供給するための放流設備。
  選択取水設備 利水放流設備の呑み口にある設備で、常時満水位から最低水位までの貯留水を任意の位置で取水できる設備。
  環境用放流設備 ダム建設による河川流況の変化が河川環境に与える影響を軽減させることを目的とするとともに、併せて洪水末期における濁水放流の長期化を軽減させる設備。
 
仮設ポンプの撤去状況

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