--- 環境用水放流設備からの試験放流を実施 ---
(平成17年9月8日)

   台風14号の影響で灰塚ダム貯水位が常時満水位に到達したことにより、平成17年9月8日(木)に環境用水放流設備による試験放流を実施しました。今回の試験放流は、新技術として採用した引張ラジアルゲートの作動状況、及び操作性を確認する目的で実施しました。
   環境用水放流設備のゲートは2門あり、今回は開度5%、放流量は1門当たり毎秒約2.5m3の放流を実施しましたが、ゲートの作動状況は良好で、ダム管理庁舎の制御コンピュータからの遠隔操作についても問題なく実施できることが改めて確認されました。
   この環境用水放流設備は、主としてダム下流の河川環境に配慮した放流を行うために特別に設けた設備で、今後、有効に活用していきたいと考えています。
   また、この試験放流にあわせて、ダム直下流のマイナスイオンの測定を試行的に実施しました。放流設備からの放流により滝のように水が流れ落ちることから、周辺のマイナスイオンが増加するのではないかと期待しています。これについては、今後も様々な場所や条件で測定し、その結果について分析する予定です。
 
環境用水放流設備(引張ラジアルゲート):放流初期段階
環境用水放流設備:開度5%で放流
ダム直下流の橋の上でマイナスイオンを測定

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