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平成17年8月初旬に完成した川井堰堤が10月15日、常時満水位(EL242.0m)に達しました。 |
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川井堰堤は、灰塚ダムの上流田総川(庄原市総領町)に建設した堤高13.5m、堤頂長146mの堰堤で、堤体材料に河床砂礫を用いた恒久構造物としては全国初となる、「台形CSGダム」という新しい設計の考え方を採用しました。 |
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この川井堰堤で堰上げられた水面により、灰塚ダムの常時満水位とサーチャージ水位間の土地の荒廃を防止するとともに、田総川の流れを一時的に滞留させることにより、懸濁質の沈降を促進させ灰塚ダムへの流入水質の改善を図ります。 |
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川井堰堤の上流部ではアースワーク公園を整備することとしており、湖面やその沿岸をレクレーションの場として利用することで、地域活性化に貢献できるものと期待しています。 |
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また、川井堰堤では幅広い魚種に対応できるよう、「粗石付斜曲面式魚道」と呼ばれる型式の魚道を設置しています。魚道を流れる水の中に魚影も確認でき、今後多くの魚たちがこの魚道を遡上していくことでしょう。 |