--- コウノトリなどの定着に向けた取り組み(水田冬期湛水) ---
(平成18年1月10日)

   昨年2度にわたり整備途中のウェットランド(生き物の生息地としての湿地)にコウノトリが飛来したことなどを踏まえ、ウェットランド及びその周辺へのコウノトリやガン・カモ類等の飛来・定着を促すための取り組みを行っています。
   そのひとつとして、ウェットランドに近接する生活再建地(のぞみが丘)の皆さんの協力が得られたため、1月10日より、のぞみが丘の水田に冬期間水を張って、主として鳥類の採餌環境となる湿地環境を創出する”冬期湛水(たんすい)”の試行を開始しました。当日は、水田所有者をはじめとするのぞみが丘在住の5人の方と、当事務所の担当職員が現地に集まり、水田への給水を開始し、徐々に水が貯まっていく様子を見守りました。のぞみが丘の皆さんからは、「コウノトリなどが舞い降りる水田になってほしい」との期待の声が聞かれました。
   今回湛水した水田の面積は、約6,000u(6反)です。今後2年間にわたって試行し、その間に水田での餌となる動植物の調査や営農への影響などについてモニタリング調査を行う予定です。
 
水田への給水(のぞみが丘の皆さん)
湛水した水田
 また、灰塚ダム建設に伴い耕作が中止された大谷地区の水田跡地の一部に、地域の皆さんの協力を得て水を張り、湿地環境を復元する取り組みも併せて行っています。
水田跡地の湿地化(大谷地区)

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