ウェットランドにコウノトリのための人工巣塔を設置
(平成18年7月28日)

 今年度末の完成を目指して整備を進めている「灰塚ダム知和ウェットランド」には、昨年4月以来、野生のコウノトリが3度飛来し、その定着に向けて期待が高まっています。
 平成18年7月28日、三次市吉舎町安田自治振興会と、この取り組みの趣旨に賛同いただいた中国電力グループ(中国高圧コンクリート工業(株)、(株)中電工)のご協力により、このウェットランド内にコウノトリの営巣場やねぐらとなる人工巣塔を設置しました。この人工巣塔は、高さ13mの電柱の頂部に1.5m四方の鋼製の巣台を取り付けた構造となっています。
 当日は、安田自治振興会やマスコミ関係者の皆さん、当事務所職員の見守る中、中国電力グループの方々により巣塔頂部への巣台の設置作業が行われました。人工巣塔の完成により灰塚ダム水源地域並びに里山環境保全の象徴ともいえるコウノトリが、当地に定着する可能性が一段と高まることを期待しています。
 なお、人工巣塔の設置にあたっては、兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)での取り組みを手本にするとともに、人工巣塔の設置場所及び構造については鳥類の専門家からアドバイスを受けて決定しました。
電柱の設置作業(26日)
高所作業車による巣台の設置作業
完成した人工巣塔 関係者による記念撮影

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