江の川水系について

江の川治水計画とその変遷

江の川では、昭和20年の枕崎台風の被害を契機とし、昭和28年から江の川上流部の改修事業に着手しました。しかし、昭和47年7月に観測史上最大の洪水を記録し、この洪水を契機として昭和48年に計画を改定しました。江の川(上流)は、計画規模1/100とし、基準地点 : 尾関山で計画高水流量を7,600m3/sとしています。

なお、平成9年の河川法改正に伴い、従来の工事実施基本計画に代えて、新たに河川整備基本方針及び河川整備計画を定めることとされています。これを受け、江の川水系では平成19年11月22日に河川整備基本方針が定められ、現在は河川整備計画の策定の準備を進めています。

流量配分図

国管理区間図

河川名 地点名 流域面積
江の川 下土師 307.5
吉田 400.3
粟屋 670.7
尾関山 1,981.0
川本 3,229.0
江津 3,900.0
馬洗川 南畑敷 679.5
西城川 三次 630.8
神野瀬川 神野瀬 327.0
主要地点の流域面積(単位:km2)
水系名
指定年度
河川名 国管理区間編入経緯(三次分)
S41 S49 S52 S55
江の川
水系
(S41)
江の川 42.8 65.3 65.3 72.3
馬洗川 5.8 5.8 5.8 5.8
西城川 1.3 1.3 1.3 1.3
神野瀬川 1.1 1.1 5.5 5.5
51.0 73.5 77.9 84.9
国管理区間延長(単位:km)
注)106k100~118k200の県境区間については、広島県側(右岸)を三次河川国道事務所が、島根県側(左岸)を浜田河川国道事務所がそれぞれ管理しています。上図以外に灰塚ダム周辺で19.3kmを管理しています。