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取り組み事例紹介

社会福祉法人 旭川荘

お話を伺った方:環境福祉委員会 塚本 季由 委員長様

「ノーマイカーデー」の取り組みの動機は?

 社会福祉法人として、障害者の医療福祉に取り組んでいます。医療や福祉だけでなく、最近の地球温暖化等の環境問題についても、施設内の樹木調査(約4,200 本)や緑化(緑化率32.7%)、生ゴミの堆肥化など、地球にやさしい取り組みにも力を入れています。
 このような中で、地域に貢献する総合医療福祉施設の取り組みの一つとして、平成20年度から「旭川荘ノーマイカーデー」の取り組みを始めました。
 まず、環境福祉委員会が、通勤に関するCO2排出量の職員アンケート調査を実施しました。調査の結果、職員がマイカーで通勤することによって、1日約8t、年間約2,000tものCO2が排出されていることが分かりました。調査後、すぐに事業所全体で「ノーマイカーデー」を実施したところ、約40%の職員が参加しました。それ以降、毎年6月と10月に実施しています。

社会福祉法人 旭川荘

「スマート通勤おかやま2011」への参加の動機は?

 今年も、10月に実施する予定でしたが、岡山県全体での地球環境負荷の軽減を「スマート通勤おかやま」と一緒に取り組みたいと考え、日程を10月から9月に変更しました。

従業員への周知や取り組み内容の工夫は?

 職員には、参加依頼文とポスターを作成し、全員に周知しています。併せて、実施後、事務局の環境福祉委員会まで報告レポートを提出することになっています。期間中に各自1回以上、電車、バス、自転車等で通勤することを勧めています。また、クルマから排気量の少ないバイク、相互乗り合わせ等もエコの趣旨に沿うので認めています
事業所の立地特性と夜間勤務等から、クルマ以外での通勤が難しい職員も多いので、業務に影響がない範囲での柔軟な参加体制にしています。
 また、「スマート通勤おかやま実施事務局」からの「電動アシスト付き自転車」の貸し出しが抽選で当たったことから、今まで参加できなかった職員の通勤に活用しようと思っています。

事業所の取り組みについて話していただいた岡田さん(左)と塚本さん(右)

今後の展開は?

 職員が多いため、一人ひとりの取り組みは小さくても事業所全体では大きな取り組みになります。今後とも、地域の皆様とともに、工夫しながらできる限りの取り組みを続けたいと思います。