GoGi通信 第31号

GoGi通信 第31号
平成15年5月20日発行


 すっかり季節の風物詩となった太田川放水路祇園水門の「こいのぼり」の掲揚。今年で十二回目となりました。

 レガッタ、スポーツ、釣りなどのイベントに利用され親しまれている太田川放水路は、昭和四十二年にほぼ完成し、その後発生した数多くの洪水から広島の街を守ってきました。中でも祇園水門・大芝水門は、洪水を放水路と市内派川に分けて流す重要な役割を担っています。

 水門が果たしているこのような役割を広く知っていただくことと、太田川がより多くの人々に親しまれることを願って、太田川河川事務所では太田川改修六十周年の平成四年から、地元の方々に寄付していただいた三十六匹のこいのぼりを毎年掲揚しています。この三十六という数は放水路の工事に要した年数にちなんでいます。

 こいのぼりは、放水路をはさんだ安佐南区と西区の代表として、長束幼稚園と永照幼稚園の年長組園児たち八十五人の手によって四月三十日に掲揚され、五月十二日まで太田川上空を泳ぎ続けました。


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