GoGi通信 第45号


●「シジミ勉強会」温井ダムを見学
シジミの宝庫・太田川の復活をめざして

 太田川で獲れるヤマトシジミは、広島市にとって貴重な水産資源です。下流域で分岐する六つの河川のうち、太田川放水路では市民も自由に貝掘りをすることができます。ところがヤマトシジミの漁獲量は全国的に減少傾向にあり、太田川も例外ではありません。
 シジミは河川水の汚れのもととなる窒素等を取りこむことから、シジミを水揚げし、新たな稚貝を放流することで河川の水質浄化につながることが知られています。
 このことから、シジミの生息環境の再生と、シジミの採取による河川浄化のサイクルを確立するため、太田川河川事務所では川底の砂や泥質等の調査や聞き取り調査を行うとともに、今年から漁業者と共同で「シジミ勉強会」を開催しています。
 六月九日には勉強会の一環として、上流域視察ということで温井ダム現場見学会を実施いたしました。当日は、ダムの役割・環境対策など説明後に、ダム堤体内の見学、ダム直下広場からの堤体見学を行い、参加者からは「温井ダムの役割がよくわかった」など好評でした。
【温井ダム一般開放時間】
  午前七時三十分〜午後七時三十分
(午後七時三十分に閉門しますので、ご注意ください)。
【ダム堤体内見学・温井ダム資料館見学時間】
  午前九時〜午後四時三十分
(入館は午後四時までです)。



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