このたびの台風十四号では、太田川の流域平均雨量は三百ミリメートルを超え、六時間の短時間雨量では過去最高となる百四十七ミリメートルを記録。 飯室・中野・矢口第一・祇園大橋の各水位観測所では既往最高水位を更新しました。
このため、主に上流の沿川で家屋等の浸水被害が発生しましたが、下流部では堤防整備や温井ダム等の洪水調節の効果(矢口第一で四十一センチメートルの水位低下に寄与していると推定)もあって浸水被害を免れることができました。