GoGi通信 第78号

GoGi通信 第78号
平成19年5月28日発行

太田川河川整備基本計画
 太田川水系の長期的な整備目標を定める太田川河川基本方針を平成19年3月30日付けで策定しました。
 この太田川河川整備基本方針は、太田川の将来あるべき、どのように整備するかに関する基本事項(方針)を「治水(洪水対策)」、「利水(水の利用)」「環境(自然への配慮)」の三つの視点から定めています。
 治 水(洪水対策) : 災害発生の防止または軽減
 災害発生の防止または軽減のために、太田川(放水路)、市内派川、高瀬堰地点等の流下能力を総合的に勘案し、計画高水流量を基準点玖村において8,000m/s(既定計画7,500m/s)と設定し、基本高水流量と計画高水流量の差分については、上流の既設ダムの有効利用等により対応することとしています。
 高潮対策については、引き続き広島湾域として一体となった整備を実施していきます。
 太田川中・上流部における床上浸水対策は、地域特性・居住形態に応じて、@輪中堤防の整備、A道路のかさ上げにあわせた宅地のかさ上げ等を実施しています。
利水(水の利用):河川の適正な利用および流量の正常な機能の維持 誰もが安心して暮らせる地域づくり 太田川の治水・利水
 広域的かつ合理的な水利用の促進を図るために、発電、農工業用水、水道用水等の関係機関と連携して、今後も必要な流量の確保に努めます。
 流量の適正な管理、円滑な水利使用、河川環境の保全を図っています。
環境(自然への配慮):河川環境の整備と保全
 太田川の自然豊かな河川環境を保全、継承します。
 また、市内派川を含む河口域では、国・県・市が協力して「水の都ひろしま」構想を基に、水辺のにぎわいをもたらす活動の支援を実施します。


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