今にも落っこちそうな白い巨岩は、この流域ならではの景観です。
山腹には、見事なアカマツ林
が広がっています。
道沿いの岩場にも、明るいアカマツ林
の特徴がいっぱい。
日がよくあたる所では、こんな岩の割れ目にもアカマツ
の芽生えが見られます。
これはヒサカキ
。岩の割れ目から生えています。岩のむき出した山肌も、こうやって少しずつ、緑が回復していきます。
よく日のあたる道ばたには、かつては、アカマツ林
の中にも生えていた草花を見ることができます。 これは、アキノキリンソウで、その名のとおり、秋に咲きます。
これはシラヤマギクです。10月ごろ、山頂付近を散策すれば、見つけることができます。
これは、コウヤボウキ。高野山ではこれを束ねて箒(ほうき)にしたとか。机の上で使うくらいの小さな箒(ほうき)なら、簡単にできそうです。
50cmは超えそうな、この大きなシダは、ウラジロです。葉をめくって、裏返してみてください。名前の由来がわかります。乾燥した明るいアカマツ林
で密生します。