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苫田ダムの役割

苫田ダムは地域の安全な暮らしのために大きな役割を果たしています。

苫田ダムは地域の安全・安心な暮らしのために大きな役割を果たしています。

洪水を防ぐ「治水(洪水調節)」、貯めた水を暮らしに利用する「利水」、下流に流すときの落差(水圧)を利用した「発電」。

また、ダムの貯水池として生まれた奥津湖は地域の観光資源として多くの人々を魅了しています。

治水

洪水を調節する

昭和47年7月洪水
平成10年10月台風10号津山市大手町 18日 午前3時30分(写真提供:津山朝日新聞社)

中豪雨や長雨が続くと、川の水は増水し、洪水が発生します。洪水は、人命に危険を及ぼすばかりでなく、家や田畑の浸水・流失、橋や道路の破損など、大きな被害をもたらします

吉井川でも、昭和20年、昭和38年、昭和47年、昭和54年、平成2年、平成10年の洪水によって大きな被害が起きています。苫田ダムでは洪水が発生した場合には、洪水の多くをいったん貯めて、後から少しずつ下流に流すことによって洪水被害を少なくするもので、150年に1回の確率で起こると考えられる大洪水を対象に計画しています。ダム地点毎秒2,700m3の約8割(2,150m3)をダムに貯めます。平成10年秋の洪水に当てはめると、1,230m3のうち約7割(861m3)をダムに貯めます。

貯水地容量配分図
貯水池容量配分図

洪水調整図
洪水調節図

★総貯水量は約8,410万m3
石油の輸送に使われるタンカー・VLCC(20万t以上の油を積める超大型タンカー)約420隻分の水を貯めることができます。

利水

流水の正常な機能の維持

川はいろいろな用水としてだけでなく、様々な動植物を育ててきました。また、人々の憩いの空間として親しまれています。しかし、雨が降らない日が続いたり川の水が非常に少なくなると、水質も悪くなり動植物が育たなくなります。昭和42年、53年、57年、平成6年に起こった渇水では取水制限が行われ、深刻な水不足に見舞われました。なかでも平成6年は吉井川下流で約60日間にわたり上水道・工業・農業用水が30〜70%の取水制限を余儀なくされました。

そこで、いつも適度な水が流れ川の働きが十分生かせるよう、ダムが水を確保しています。

岡山県南西部に上水道用水を供給

イラスト

飲み水や、お風呂の水などの生活用水を供給します。岡山県内で1日に使用する水の量は、約80万m3で、1日に1人当たり約400リットル使用しています。これは、ドラム缶2本に相当します。苫田ダムでは、最大で40万m3(100万人分)の上水道用水を送ることができます。岡山県の人口が、約200万人ですから県民の約半分が使用できる水量に相当します。

生産活動に欠かせない工業用水を供給

キリン岡山工場
ビール工場

工業用水は日量8,500m3を供給でき、吉井川下流の工場で使用されています。

農地にかんがい用水を供給

苫田ダム下流の約243haの農地にかんがい用水を補給します。雨が何日も降らない日が続いた時、田畑の水が枯れないようにします。

発電

苫田発電所
発電施設

上水、工水、農水、維持用水などを下流に流するときの落差(水圧)を利用して、最大4,600kwの発電を行ないます。水力発電は、火力発電のように二酸化炭素(CO2)などの大気汚染の原因となるものをほとんど発生させない環境にやさしいエネルギーです。

苫田発電所は岡山県企業局により平成17年4月に発電を開始し、最大の発電時には約6,400世帯へ送電されます。

平成10年の洪水

苫田ダム洪水調節効果図

吉井川では平成10年10月の台風10号は戦後最大の洪水をもたらし津山市を中心に死者2名、行方不明者1 名、床上浸水2,300戸、床下浸水1,100戸の被害が発生しました。この時苫田ダムができていれば浸水範囲は図のように小さくすることができたと予想されています。

平成17年の渇水

苫田ダムが運用を開始して2ヶ月後の平成17年6月には岡山県内全域で渇水となりましたが、吉井川では苫田ダムに貯めていた水を流すことにより取水制限を行われませんでした。

赤磐市熊山橋左岸から下流 平成6年7月21日
赤磐市熊山橋左岸から下流 平成17年7月1日
赤磐市熊山橋左岸から下流 (左:平成6年7月21日 右:平成17年7月1日)


和気町和気橋左岸から下流 平成6年7月21日
和気町和気橋左岸から下流 平成17年7月1日
和気町和気橋左岸から下流 (左:平成6年7月21日 右:平成17年7月1日)


ノリ養殖を救った緊急放流

岡山県漁業を支える主要漁のノリ養殖業。2006、2008年は県下全域で1月上旬から栄養塩の減少によるノリの「色落ち」が発生し、これまでにない危機的状況に瀕しているという認識にもとづき、岡山県知事から中国地方整備局長あてに苫田ダムからの緊急放流について要請がありました。この要請をうけて苫田ダムは苫田ダムの利水者、吉井川の利水者の理解が得られたことから緊急放流を行ないました。
※吉井川水系水利用協議会も合意したものです。


[放流時期]
平成23年度:平成24年1月19日9:00から同年1月23日9:00までの4日間
平成22年度:平成23年1月25日9:00から同年1月29日9:00までの4日間
平成21年度:平成22年1月20日9:00から同年1月24日9:00までの4日間
平成19年度:平成20年1月16日9:00から同年1月20日9:00までの4日間
平成18年度:平成19年2月16日9:00から同年2月20日9:00までの4日間
平成17年度:平成18年2月4日9:00から同年2月8日9:00までの4日間

[緊急放流量]
平成23年度:苫田ダムから4.0m3/secの上乗せ放流
平成22年度:苫田ダムから4.0m3/secの上乗せ放流
平成21年度:苫田ダムから4.0m3/secの上乗せ放流
平成19年度:苫田ダムから3.0m3/secの上乗せ放流
平成18年度:苫田ダムから4.0m3/secの上乗せ放流
平成17年度:苫田ダムから6.0m3/secの上乗せ放流

[緊急放流効果の検証]
岡山県として、放流の前日、放流中及び放流後に、ノリ漁場海域において塩分分布や栄養塩濃度の変化等を調査し、なおダム緊急放流による栄養塩補給効果や効果範囲などを検証する。