去る平成13年11月11日(日)千代川流域圏会議では、智頭町において千代川の水源となる森林の状況を調査し、その保全について直に体験する場として「森林調査会」を昨年に引き続き実施し30数名の方にご参加いただきました。
この行事は千代川流域圏会議「清流を守る行動計画」に基づく行事で「千代川流域圏会議の森」の選定の一環として千代川源流近くの森林の状態を調査し、併せて植樹を行い上流を想う心を養うことを目的としています。
日頃源流域との関わり合いの少ない人や、源流域に深い関心や興味を抱く人々に現在の森林の状況を見学していただくとともに、その保全について直に体験をする場として開催いたしました。
調査会は当日朝10時に智頭町山郷へお集まりいただいた皆様のご協力により実施しました。
朝方霜が降りるほど気温は低かったのですが雲一つない秋晴れの絶好の調査日和となりました。開会式には地元、智頭町助役にお越し頂きご挨拶をいただきました。
ペットボトルに水を汲み腐葉土を袋に詰めてリュックにいれ調査会の開始です。
調査開始地点より西谷川沿いに現地に向かい紅葉の山を歩き、途中智頭町森林組合より森林管理や森林の役割、智頭町の森林の歴史について説明していただきました。また、道中では鳥取自然保護の会の西尾先生による森林の自然についてについての解説がありました。
前年植林地点では下草刈りなどの手入れや生育状況の観察、さらに本年度植林地点にミズナラの木40本を植樹し今後の生育を見るため樹高などの記録を行いタグをとりつけました。この資料は今後の生育状況を確認するための資料として活用させていただきます。
調査終了後、ふもとの親水公園にて智頭町親水公園連絡協議会よりソバとなめこ汁のサービスがありました。地元の休耕田を利用して栽培したソバはひきたてで香りよく、しっかりとしたコシのあるとても美味しいソバでした。また、なめこ汁も地元の山でとれた天然のなめこを使ったもので好天の晩秋の中、野外で紅葉を見ながらの思わぬごちそうに皆さん舌鼓を打っておられたようです。
調査会をすばらしい締めくくりで終えることが出来ましたことに智頭町親水公園連絡協議会の皆様には紙面を借りまして厚く御礼申し上げます。
当会議では今後もこのたび植樹したミズナラの管理(除草など)を行うほか、追加植樹を実施していく予定です。 |
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千代川支流西谷川 |
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西尾先生による自然解説 |
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植林・調査の様子 |
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親水公園連絡協議会によるサービス |
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