岩国南バイパス

平成20年3月29日に開通しました、一般国道188号岩国南バイパスの供用効果について、とりまとめましたのでお知らせします。

国道188号の交通量が約2割減少し、主要渋滞ポイントの交差点の渋滞が緩和しました。

岩国南バイパスの開通後の交通量は、岩国市牛野谷町付近で約17,400台/日となり、並行する国道188号の岩国市門前町付近で交通量が約25,200台/日から約21,100台/日へと約2割減少しました。

交通の転換に伴い、国道188号の「門前橋北詰交差点」「尾津一丁目交差点」の混雑が緩和しました。

一般国道188号岩国南バイパス開通に伴う効果

開通(平成20年3月29日)から約2ヶ月たった国道188号岩国南バイパスと国道188号(現道)の交通状況をまとめました。
国道188号(現道)の交通量と渋滞規模はともに減少し、一定の効果が確認されています。

図説1:渋滞緩和・交通量の推移

図説2:渋滞緩和・交通量の推移

※国道188号岩国南バイパスは平成20年3月29日に暫定2車線で開通しました。
※調査は、渋滞の著しかった岩国市中津町の国道188号門前橋北詰交差点、尾津一丁目交差点などで、6月上旬にそれぞれ実施。開通前の平成19年12月のデータと比較しました。
国道188号岩国南バイパスの岩国市牛野谷町付近で、上下線の24時間交通量は平日17,400台、国道188号(現道)岩国市門前町付近で、開通前の25,200台が約2割減の21,100台となっています。

平日の国道188号(現道)の渋滞状況については、市中心部から柳井市方面で、夕方の時間帯で最大渋滞の長さは1,900mから200mに、通過時間は12分から1分に短縮。柳井市方面から市中心部へ向かう朝の時間帯で、最大渋滞の長さは1,100mから200mに、通過時間は4分から2分に短縮され、渋滞が緩和しています。

図説3:渋滞緩和・交通量の推移

JR岩国駅に近い立石交差点からJR藤生駅前交差点までは、平日夕方の下りで約28分を要していましたが、渋滞の緩和により、開通後は約17分となり約11分短縮されました。

図説4:所要時間の短縮効果

地域の声

■岩国市営バス
一般の交通がバイパスに転換し、朝夕の通勤時間帯でもかなりスムーズに走れるようになった。開通前はいつも遅れ気味だったが、バイパス開通後、途中のバス停で時間調整する場合もあるため今後ダイヤの見直しを考えている。

■岩国地区消防組合中央消防署
バイパスが整備されたことで、スムーズに対応することができるようになった。国道188号(現道)についても、交通量が少なくなり、救急活動もより円滑に行えるようになった。

今後の課題

岩国南バイパス開通により、現道の渋滞は概ね解消されましたが、今回開通の前後区間では依然として渋滞が発生しています。
今後は、これらの課題を解消するため、岩国大竹道路などの整備を進めていきます。