容量を拡大する手法

道路の交通容量を拡大させるためには、道路ネットワークを整備したり、交差点や踏切を立体化して、ボトルネックを解消するなどの手法があります。

交通容量拡大策

交通容量拡大策

道路ネットワークの整備(バイパス・環状道路等)

容量を拡大する手法

  • 道路ネットワークの整備(バイパス・環状道路等)
  •  道路の交通容量を拡大させるためには道路ネットワークを整備したり、交差点や踏切を立体化してボトルネックを解消するなどの手法があります。

    バイパスの整備

    最大1時間5分の旅行時間短縮
    (約1時間49分→約44分)
    (山陽自動車道広島IC北側~市中心部(紙屋町))

交差点改良

交差点の立体化、リバーシブルレーン

 渋滞の大きな要因であるボトルネックを解消するためにバイパスの整備、交差点や踏切の立体化、交差点の改良、(右折レーンの設置等)等を行います。また、渋滞している方向の交通容量を拡大するために、時間帯などに応じて走行方向が変わる車線、(リバーシブルレーン)を整備します。

交差点の立体化、リバーシブルレーン

荷捌き施設の整備

駐車規制と荷捌き施設

 幹線道路での駐停車を禁止し、その裏通りなどに荷捌き用の一時停車施設を整備します。また、共同荷捌き施設を整備し、共同集配を行うと貨物輸送がさらに効率化されます。

駐車規制と荷捌き施設

交通管制システムの充実・高度化

交通管制システムの充実・高度化

 既存の道路を有効に活用するために、信号制御の高度化や交通管制センターの改良・高度化・エリア拡大等を図ることにより、交通流の変動に対応した最適な交通管理を行います。

交通管制システムの充実・高度化

ことばの解説

バイパス
⇒ 市街地内における交通渋滞解消のため市街地中心部を避け、外周部に迂回させることを目的とする道路。

環状道路
⇒ 都市の一部又は全部を囲み、都心に用のない交通を迂回させたり、都心部へのアクセスを効率化させることを目的とする道路。

ボトルネック
⇒ 道路網又は道路の一部区間において、交通容量が前後の区間に比べ小さいため、そこを流れる交通の妨げとなっている地点又は区間。

リバーシブルレーン
⇒ 全交通機関による旅客又は貨物の輸送量に占める各交通機関の輸送量の割合。