記者発表

河川堤防の在来種を外敵から守ろう！ ～硫安による防除を本格実施～

平成28年5月26日 　

　近年、芦田川や高屋川（直轄区間）の河川堤防において、特定外来生物であるオオキンケイギクの繁茂が顕著に見られるようになってきております。オオキンケイギクは、繁殖力が強く在来種の生息域を奪い、河川堤防の裸地化が進行することで、堤防の弱体化につながりかねません。

　オオキンケイギクが特定外来生物に指定された平成18年以降、福山河川国道事務所では、刈り取りや抜き取りによる防除を行ってきましたが、強い繁殖力から防除に多大な労力を要してきたため、防除の新たな取り組みとして、昨年度、芦田川管内において、試験的に「硫安（肥料：硫酸アンモニウム）散布による防除」を行ってきたところです。

　現在、試験工区において、一定の効果が認められることから、今年度から全ての繁茂場所において、硫安による防除を実施することとしました。
　なお、硫安散布について、下記日程で実演しますのでお知らせします。