ダムがつくられはじめたのはどこ?
 エジプトのヘルワンというところで発見された、紀元前2750年ごろ(今から約5000年前)につくられたと思われるサド・エル・カファラダムが世界最古のダムとされています。
   広島県にダムはいくつあるの?
 広島県には91のダムが登録されています。

 岡山県は155,山口県は108,鳥取県は40,島根県は77となっています。
   地球上の水で飲み水になるのは何パーセント?
 地球上にある水の量は、約14億km3になります。そのうち海水は13億5,000万km3です。

 地球上にある水のほとんどは海水で、飲み水になる真水はほんの1%しかありません。
   「アムステルダム」ってダムに関係あるの?
 オランダの首都である「アムステルダム」という町の名前の由来は「アムステル川に築かれたダム」から来ています。

 13世紀の初め、海面より低い土地を洪水から守るため、アムステル川をダムでせき止め、運河によって交通を発達させ、街を築きました。

 現在、王宮前の広場がダムの跡地でたくさんの石が敷き詰められています。
   ダムにはどんな種類があるの?
重力式ダム アーチ式ダム
重力式ダムは本体のコンクリートの重さで水圧などの力に耐えられるようにつくられたダムです。 アーチ式ダムはダム本体がアーチ式の形をした、コンクリート製ダムです。
アースダム ロックフィルダム
アースダムは本体が土でできたダムです。 ロックフィルダムは岩や石を主要材料にしてつくられるダムです。
   ダムはこわれないの? また、堤体にはどんな力がかかるの?
 ダムなどの構造物が壊れる時は、「強い力が加わる」「構造物自体が古くなってもろくなる」などのことが原因として考えられます。 構造物を造る前には、このような事になっても、急に壊れたりしないように、さまざまな検討がされ、安全なものとなるように設計されています。
 土師ダムは重力式コンクリートダムという型式で造られており、これは、ダム自体の重さと、貯水池にたまる水の量や、 ダムにかかるいろいろな力がつり合うように考えられたもので、大きな地震が来ても大丈夫な構造になっています。
 ダムの堤体には、さまざまな力がかかると考えられています。重力式コンクリートダムは、ダム堤体の重さ(自重)でこれらの力を支えるように設計されています。
 重力式コンクリートダムには以下のような力がかかると考えられています。
ダム堤体の重さ(自重)
ダム湖の水の圧力(静水圧荷重)
ダム湖の土砂の圧力(堆砂圧)
水にしみこんだ堤体や土砂からの圧力(揚圧力)
地震による力(地震荷重・地震時動水圧)
ダム湖が凍った時の圧力(氷圧)
※土師ダムでは氷圧がかかるほどダム湖が凍ることはないので考えられておりません。
   堤体にかかる水の力はどのくらい?
 堤体にかかるダム湖の水の圧力(静水圧荷重)は、水深の深いところほど大きくなります。

 上図の@のところでは1m2あたり約20トンの力がかかります。

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