水質用語解説
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環境基準 | |||
国や地方公共団体が公害防止対策を進めるために、環境の質をどの程度のレベルに維持しておくことが望ましいかという目標値をいう。 | |||
mg/l | |||
汚染物質の濃度、含有量を示す単位で1mg/Lとは水1L当りに物質を1mg含む場合をいい、百万分の1を示します。 | |||
75%値 | |||
年間の日間平均値の全データ(n個)を値の小さいものから順に並べ、0.75×n番目のデータ(端数を切り上げ整数番目の値)をいいます。BOD及びCODの環境基準の達成状況の評価はこの75%値で行います。 | |||
濁度 | |||
水の濁りの程度を表す指標で、精製水1l中に標準物質(カオリンまたはホルマジン)1mgを含む場合と同程度の濁りを1度または1mg/lとします。 | |||
導電率 | |||
電気伝導率、電気伝導度、伝導率などともいう水が電気を通す能力をいい、面積がそれぞれ1cmの2つの電極を相対して沈めたときの溶液の抵抗の逆数で表します。 | |||
アオコ | |||
淡水の富栄養化したダム湖や湖沼等で、浮遊性の微細な生物の異常発生により水面を緑色に染める現象を一般的にアオコと呼んでいます。代表例としてしばしば優占種となる藍藻類のミクロキイスティスの異常発生があります。 | |||
赤潮 | |||
海域で特定のプランクトンが異常発生し水面が赤褐色や横褐色などに変色する現象を呼んでいましたが、最近ではダム湖等の水面が赤褐色や横褐色などに変色する現象(水の華現象)も包括した意味に用いられる場合が多いようです。 | |||
環境ホルモン | |||
正式な学術用語では内分泌かく乱化学物質という。環境ホルモンはその通称名で、一般向けに、よく用いられる。化学構造がホルモンに似ていて生体内に入り込むとホルモン類似作用などを引き起こす化学物質でホルモンバランスを崩し乳ガンや精巣ガン等を引き起こすといわれている。 | |||
病原性大腸菌O-157 | |||
大腸菌は人や家畜の腸内に存在し殆どのものは無害ですが、このうちいくつかのものが人に下痢などの消化器症状や合併症を起こすことがあり、病原性大腸菌といわれている。 | |||
糞便性大腸菌群数 | |||
大腸菌群の中には糞便に特異的に存在する大腸菌と、糞便からと元来土壌や水中を生息場所としている三つのグループに大別することができ、これを利用して糞便に特異的に存在する大腸菌(主にE.coli)のみを測定し糞便性大腸菌群数としている。 糞便性大腸菌群数は環境庁の「全国主要水浴場の水質保全対策について」の水質区分の指標のひとつであり、水浴場として「快適」は100個/100以下、「適」は100~1000個/ 、「不適」は1000個/100を超えるものとなっている。 |