高津川水系河川整備基本方針

1.河川の総合的な保全と利用に関する基本方針
(1)流域及び河川の概要

1.河川の総合的な保全と利用に関する基本方針

(1)流域及び河川の概要

 高津川(たかつがわ)は、島根県西部の日本海側に位置し、その源を島根県鹿足郡吉賀町田野原(かのあしぐんよしかちょうたのはら)に発し、津和野町日原(つわのちょうにちはら)において津和野川を合わせ、益田 (ますだ)市において匹見川(ひきみがわ)、白上川(しらがみがわ)等を合わせて、益田平野を貫流し日本海に注ぐ、幹川流路延長81km、流域面積1,090km2一級河川である。

 [高津川水系流域図]

 その流域は、益田市をはじめとする1市2町からなり、流域の土地利用は、山地等が約96%、水田や畑地等の農地が約3%、宅地等の市街地は約1%となっている。
 上流域は、河川に沿って田園地帯が広がっている一方で、山口県との県境を成す脊梁山地(せきりょうさんち)の一部に西中国山地国定公園として指定されている区域が存在し、山間の渓流を利用したワサビ栽培が盛んである。

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