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平成19年6月8日 |
ITS公道実験in広島 |
●2007年秋頃から2ヵ年に渡り広島市内の公道で、産学官が連携してITS(※1)による新たな交通支援施策の効果を実証する実験を行います。 |
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[当資料に関するお問い合わせは] 【問合せ先】「広島地区ITS公道実証実験連絡協議会」事務局 【担当】中国地方整備局 広島国道事務所 調査設計第一課長 稲井 康弘
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ITS公道実験in広島について |
広島市周辺は以下のような固有の道路交通上の課題を有しています。 ・デルタ地帯で橋梁が多数あり、いわゆる太鼓橋では前方の状況が視認しづらい。 ・路面電車と自動車が共存することにより、交通が錯綜している。 ・平野部と山地部との距離が短く、気象・路面状況が変化しやすい。 このような状況を道路整備で解消させることは、多大な費用が必要となります。このため最先端のITS技術を活用し適切なタイミングで必要な情報を提供することにより、ドライバーの安全・安心に寄与することを目的とした実証実験を広島で行うこととしました。 ITS公道実験は政府の「IT新改革戦略」に基づき実施するものであり、広島での実験は最も多彩なメニューを有しています。 実験は山陽道1箇所及び国道2号3箇所において、速度超過の注意喚起、渋滞末尾情報の提供、路面電車の接近情報の提供、歩行者・自転車の通行情報の提供、出会い頭衝突防止の警告を行います。警告や情報提供は、一般車両に対しては情報版から、ITS車載機(※2)(新型のカーナビ)を搭載したモニター車に対しては光ビーコン(※3)やDSRC(※4)ビーコンから行います。 また、直轄国道管理区間と高速道路における通行規制情報、路面・気象情報等を集約して携帯電話データ通信(FOMA)により、広島市内を走行するモニター車に対してタイムリーな情報提供を行います。 この取り組みは、昨年9月に産学官が連携して最先端のITSを活用した実証実験の実施に関する計画や調整を行うことを目的に設立された「広島地区ITS公道実証実験連絡協議会」で議論してきたところです。現在検討している実証実験は別添1(PDF 12KB)、別添2(PDF 1000KB)のとおりで、本実験は社団法人UTMS協会(※5)の協力(警察庁監修)を得て行うこととなっております。 なお、秋頃から順次開始する予定の今年度の実証実験は予備実験的な位置付けであり、その効果を検証するとともに、広く皆様のご意見を踏まえて、2008年度はより本格的な実験を行い、政府が決定した運用方針に沿って2010年度の安全運転支援システム(※6)の実運用に向けた検討を進めて行く予定です。
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