平成26年1月29日 NPO法人いんしゅう鹿野まちづくり協議会を取材しました。

【神山・尾道・鹿野 地域間連携事業】


「会話のはじまりの会議」の一場面
話しをされているのが佐々木理事長※

鳥の劇場in神山※

【空き家活用】

ゆめ本陣


ゆめ本陣

店内に並べられている手作り小物

夢こみち


ゆめ本陣向かいにある食事処「夢こみち」

すげ笠をおぼんに見立てた
「すげ笠弁当」※

【鳥取市移住定住空き家運営業務】

 今年度、鳥取市から鹿野地域の移住定住者のための空き家活用の業務委託を受けました。
通常、行政等であれば、両者の間に入り仲介として結びつけると思いますが、私たちはいろいろなパターンが可能であり、特に鹿野で多いのは私たちが1回借りて、借りたい方に私たちが貸すという方法です。家主も退去時等のトラブルや片付けの心配をされますが、私たちが一緒に片付けたり借主への対応を行うので安心して貸してくれます。また鹿野の役に立ちたいと願う空き家所有者も多く、その思いを受け止めて対応しています。行政では希望者を平等に扱わなくてはいけませんが、私たちは鹿野に来て欲しい人を出来るだけ選んでいます。借りたい人貸したい人からいろいろな役割・信頼を受けたり、地域のルールを守って頂く等、行政には限界があるきめ細かな部分にも取り組んでおり、それはずっと地域にいる私たちだからできることだと思います。

【まちなみ景観 軒下演出】


玄関先に置かれている屋号の入った瓦

夜になると石で作られた行燈に火が灯る

【鹿野のまちづくりとは】

 平成5年頃に鹿野町が基本整備構想の委員会を立ち上げ、将来の20年構想を地域の人々が自分たちで考えました。そしてまちなみ協定のルールも自らつくりました。まちに対する愛着をみんながもっていたからできたことだと思います。行政も舵取りは行いましたが、中身は自分たちで考えるように促したのもよかったと思います。協議会の活動も地域づくりのきっ かけになったと思います。特別な建物がなかったのも逆に良かったと思います。特別な建物があるとどうしてもそこを中心に考えてしまいますが、無いからいいところはどこだろう、どうやって魅力を引き出そうかと考えました。

地域の交流拠点であり、いんしゅう鹿野まちづくり
協議会の活動拠点でもある「しかの心」

平成25年12月16日 中国地方整備局取材
※写真提供 NPO法人いんしゅう鹿野まちづくり協議会

問い合わせ

国土交通省中国地方整備局 建政部 計画・建設産業課
TEL:082ー221ー9231