〈R2/6/30〉第175号

中国地方まち・すまいづくりメールマガジン【第175号:令和2年6月30日】

中国地方整備局建政部

このメールマガジンは、中国地方における都市・住宅行政に関わる情報を、お世話になっております地方公共団体等の皆様にお送りしております。

目次

整備局からのお知らせ

情報提供

【1】令和2年度都市景観大賞『優秀賞』受賞のお知らせ

【計画・建設産業課 計画・景観係長 岡野(内線6134)】

 令和2年度都市景観大賞の都市空間部門において、中国地方から「奥出雲たたら製鉄及び棚田の文化的景観(国選定重要文化的景観)」、「尾道市景観地区(尾道・向島歴史的風致地区)」、「徳山駅周辺地区」の3地区が『優秀賞』を受賞しました。

 都市景観大賞(主催:「都市景観の日」実行委員会)は、良好な景観の形成に資する普及啓発活動の一環として、平成3年度より毎年度実施されている表彰制度です。
 景観に関する優れた地区・活動に対して表彰し、更なる取組みの契機としていただくとともに、全国に広く紹介し良好な景観の形成が進んでいくことを目的としています。

 今回の受賞にあたり、それぞれの地区の受賞者を代表して奥出雲町様、尾道市様、周南市様からコメントをいただいておりますので、ご紹介させていただきます。

奥出雲たたら製鉄及び棚田の文化的景観(国選定重要文化的景観)

(受賞者:奥出雲町、奥出雲町教育委員会、奥出雲町農業遺産推進協議会、奥出雲町文化体験実行委員会、公益財団法人可部屋集成館、公益財団法人絲原記念館、一般社団法人奥出雲地域活性化プロジェクト、大原新田棚田保全管理委員会)

【奥出雲町長 勝田康則】

このたびは、令和2年度都市景観大賞「都市空間部門」優秀賞に選定いただき、「奥出雲たたら製鉄及び棚田の文化的景観」関係団体一同心よりお礼を申し上げると共に、これまで多大なるご協力をいただいた地元住民の皆様をはじめ、関係各位の皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。誠にありがとうございます。
本町は中国山脈の山々に囲まれたのどかな山間部にあり、『古事記』『出雲風土記』に記されるスサノオが降った伝説の地となくだった伝説の地となる船通山の麓には見事な棚田の景観が随所に広がり、ヤマタノオロチ神話で知られる斐伊川の源流を有する自然と歴史ロマンにあふれた町です。町内には、国選定重要文化的景観のほか、国指定重要文化財、国指定名勝、国登録有形文化財、国登録記念物などの文化財が多数点在し、歴史的且つ四季折々の美しい棚田景観をはじめ、自然と共生した奥出雲地域ならではの高品位な農産物の味覚が訪れる人々を楽しませてくれていると自負しております。
 この度の受賞は、これまでご尽力いただいた関係各位、並びにこの地で暮らす地元住民のすべての誇りと自信に繋がるものであります。今回の賞を励みに、今後とも豊かな自然と歴史的環境を活かした良好且つ継続的なまちの魅力と活性化に向け、より一層邁進してまいりたいと存じます。
 「奥出雲たたら製鉄及び棚田の文化的景観」の魅力を直接感じていただきますよう、ぜひ、奥出雲町にお越しください。お待ちしております。

尾道市景観地区(尾道・向島歴史的風致地区)

(受賞者:尾道市)

【尾道市 都市部長 河本達男】

 この度は、令和2年度都市景観大賞「都市空間部門」優秀賞をいただきありがとうございます。今回の受賞は、社会全体が重苦しい状況にある中、本市にとって明るく、大変嬉しいニュースとなりました。
 さらに、これまで市民、事業者の皆様方と協働で取り組んで参りましたまちづくりの施策が評価され、今後に向けて、大変励みになるものであります。
 受賞地区は、尾道水道と山腹にある寺社や市街地より形造られる風情ある箱庭的なまちなみや美しい景観が、いつの時代にも、身近に親しみが感じられるまちです。
 また、新しく生まれ変わった尾道駅舎や客船を模した市役所庁舎は、他のまちには無い新たなスポットになり、市民、観光客の皆様に大変喜ばれています。
 さらに今後、千光寺公園頂上エリアを魅力的にリニューアルする計画としており、引き続き期待していただきたいと思います。
 古い中にも新しい価値を生み出し、懐かしいけれど、いつ来ても新鮮だと感じていただけるまち。何度も来たくなる・いつまでもいたくなるまちを目指して、これからも歴史・文化を礎とし、まちづくりに努めて参ります。
 最後になりましたが、今回の受賞に関して評価していただいた審査委員の皆様にお礼申し上げます。あらためて、優秀賞に選定いただきありがとうございました。

徳山駅周辺地区

(受賞者:周南市、周南市中心市街地活性化協議会、山口県建築士会徳山支部)

【周南市 中心市街地活性化推進課 主任 近松 昌哉】

 この度は、令和2年度都市景観大賞「都市空間部門」優秀賞をいただき、誠にありがとうございます。
 「徳山駅周辺地区」は、本市の中心市街地に位置し、新しく整備された徳山駅の南北自由通路、賑わい交流施設、駅前広場等と、これまで約70年間に渡り親しまれてきた市のシンボルロードである御幸通、岐山通等の空間とが一体となり、市の玄関口に相応しい都市景観を形成しています。
 これらの空間を活用した官民協働による多彩なイベント、清掃、マナーアップ活動等によって、賑わいの創出、景観の保全が図られ、市民の街への誇りと愛着、周辺地域を含めた活性化につながっていることが、評価されたのではないかと考えております。
 今回の受賞を励みに、今後も官民が協力し、より一層市民に愛される都市空間となるよう努めるとともに、市外、県外からも足を運んでいただけるようなまちを目指していきたいと考えています。
 最後に、今回の受賞に多大なるご尽力とご協力を頂いた関係者の皆様に深く御礼申し上げます。

 今回の受賞内容の詳細等は、下記URLよりご確認ください。
 https://www.cgr.mlit.go.jp/kisha/202006/200611-1top.pdf

 また、全国の受賞地区等については、下記URL先をご参照ください。
 https://www.mlit.go.jp/report/press/toshi10_hh_000343.html

【2】令和2年度まちづくり月間まちづくり功労者国土交通大臣表彰について

【計画・建設産業課 計画・景観係長 岡野(内線6134)】

 まちづくり功労者国土交通大臣表彰は、魅力あるまちづくりの推進につとめ、特に著しい功績のあった個人又は団体をまちづくり功労者として表彰するものです。
 今回は、まちづくり功労者として全国で29団体、うち中国地方からプラットホーム安芸飯室運営委員会(広島県広島市)の1団体が国土交通大臣表彰を受賞しています。

 今回の受賞にあたり、受賞者様からコメントをいただいておりますので、ご紹介させていただきます。

【プラットホーム安芸飯室運営委員会 委員長 福本 洋雄】

 この度は、「令和2年度まちづくり月間まちづくり功労者国土交通大臣表彰」の栄誉を賜ったこと、プラットホーム安芸飯室運営委員会一同心よりお礼申し上げます。
 平成15年12月、地域に親しまれ愛されてきたJR可部線、安芸飯室駅が廃線に伴いその役目を終えましたが、私達は昔のように地域内外の人が集う「駅舎カフェROMUI」として再生させることに取り組んでいます。ここでは、毎週末に地域の農産物・特産品等の販売と、昭和11年に建築された地域の歴史を刻んだ駅舎を利用したカフェを基本としながら様々なイベントを開催し、高齢化や人口減少が続くこの地域に多くの人を呼びこめるよう努力しています。2年前からは広島市安佐北区安佐町出身の日本画家丸木 位里さんの作品(丸木美術館から借り受けたレプリカ)を展示し、地域の魅力とともに平和を希求するメッセージを発信しています。
 今回の栄誉を励みに、これからも活動を地道に続け、多くの人を呼びこみ故郷安佐の魅力を発信するとともに少しでも地域を元気にする活動を続けていきます。今後とも変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。

全国の受賞者等については、下記URL先をご参照ください。
https://www.mlit.go.jp/report/press/toshi05_hh_000294.html

【3】第15回住まいのまちなみコンクールについて

【計画・建設産業課 計画・景観係長 岡野(内線6134)】

 住まいのまちなみコンクールは、地域の特性を活かし、魅力的な住まいのまちなみを育む維持管理、運営などの活動に実績を挙げている住民組織をまちづくりのモデルとして表彰し、支援するものです。
 今回は、全国で5団体、うち中国地方から可部夢街道まちづくりの会(可部地区)(広島県広島市)の1団体が住まいのまちなみ賞を受賞しています。

 今回の受賞にあたり、受賞者様からコメントをいただいておりますので、ご紹介させていただきます。

【可部夢街道まちづくりの会 大旦那 梶川 暢之】
 第15回「住まいのまちなみコンクール」において、私どもの会が「住まいのまちなみ賞」を受賞させて頂いた事は、大変な励みになり、可部を魅力的な街にしていくため、これまで以上に頑張っていきたいと思っています。
 当会は、平成15年に発足し、これまでに可部地区の旧街道沿いにおける地域活性化や、JR可部駅西口広場の構想をまとめることなど、様々な活動を行ってまいりました。
 現在の主な活動としては、大きく三点について活動中であります。
 一つ目は、「歴史ある町並みの保全」。 未だ旧街道沿いには、明治初期の建物も残り当時の面影が残る町並みが形成されています。平成25年には、地域での町並みづくりの目標として「町並みづくりガイドライン」を作成しました。建物の建築に対する基本方針として現在も役立っています。さらに残されている古民家の流通や利活用推進を目指す為、平成31年には広島市の補助事業として「可部古民家情報バンク」事業を立ち上げました。 単なる売買だけに留まらず、利用者の思いに寄り添うような仕組みを目指し活動しております。本事業を通じて、空き家問題解決の一助になればと考えております。
 二つ目は、通勤や通学で多くの人が行き交う旧街道から伸びる「路地」に、季節を感じて歩いて頂きたとの願いから始まった「花の散歩道」。 年2回の花の植え替えやプランター設置は会で行い、水やりなどは住民の協力にて、街道を彩っています。
 三つ目は、毎年10月に旧街道沿いで開催いたします「可部のまちめぐり」。 可部の昔と今をめぐり・ふれあい・味わうことができるイベントとして毎年多くの参加者で賑わいを見せ、可部の魅力発信として取り組んでおります。
 最後に、今回受賞を頂く事において、若い世代がまちづくりに参加していることも評価されたと聞いております。 これまで培ってきた知識や経験を伝え、次の世代と共に可部の魅力発信を続けていきたいと思います。

 全国の受賞者等については、下記URL先をご参照ください。
 https://www.mlit.go.jp/report/press/toshi05_hh_000294.html

【4】国営備北丘陵公園『備北夏まつり』を開催

【都市・住宅整備課 公園係長 堺(内線6171)】

 国営備北丘陵公園では、7月18日(土)より、家族で夏遊びが楽しめる「備北夏まつり」を開催します。
 開催期間は、8月30日(日)まで。

 約5万本のヒマワリのほか、タイタンビカスやヒコダイなどが咲き誇る夏の備北をお楽しみいただけます。
 あわせて、「カブトムシドーム」「ナゾンカーメンからの挑戦状~隠された宝を探せ~」などの各種イベントを開催いたします。

期間中の主なイベント

◯中国地方最大級「カブトムシドーム」

公園内で育成・採取したカブトムシやクワガタムシに実際に触れて、観察しよう!
開催日:6月20日(土)~8月30日(日)
場所 :いこいの森 カブトムシドーム
参加費:無料

◯ナゾンカーメンからの挑戦状~隠された宝を探せ~

これは、あなた自身が冒険者となりナゾンカーメンが隠した秘宝を見つけ出す体験型謎解きゲーム・イベントです。
開催日:7月18日(土)~8月30日(日)【土日祝日限定】
場所 :ひばの里 さとやま展示館
参加費:500円/1キット

新型コロナウイルス感染症対策について

新型コロナウイルス感染症対策について、次のホームページをご覧ください。
http://www.bihokupark.jp/news_entry.php?goid=235503

期間中の開園時間のお知らせ

9:30~18:00(入園は17:00まで)

なお、詳細については、次のホームページをご参照ください。
https://www.bihokupark.jp/

【5】はなのわスタンプラリー開催中!(2/1~11/30)

【都市・住宅整備課 公園係長 堺(内線6171)】

 国内最大級の花と緑の祭典「ひろしま はなのわ 2020」では、「はなのわスタンプラリー」を開催中です。
 https://www.campt.jp/member/sp/index.html?sid=hananowa2020
 スタンプは広島県内23市町に加え、広島県と国営備北丘陵公園のキャラクタースタンプ全25種類。
 協賛会場・スポットイベント会場に設置されたポスターのQRコードを読み込んで、キャラクタースタンプを集めて応募してください。

スタンプを集めて応募すると抽選で素敵な景品が当たります。
①特産品プレゼント(各期※ 抽選で50名様)
 スタンプ3個ごとに応募で県内23市町から厳選した商品の詰めあわせが当たります!
②Wチャンス<はなのわ賞>(2/1~11/30 抽選で30名様)
 スタンプ15個以上で旅行券30,000円分が当たります!
※各期とは、夏期(6/1~8/31)、秋期(9/1~11/30)です。

はなのわスタンプラリーを通じて、広島県内を巡ってみませんか。
ひろしま はなのわ 2020については公式ホームページ等をご覧ください。
https://hananowa2020.com/

問い合わせ先

第37回全国都市緑化ひろしまフェア実行委員会事務局
広島市中区基町5番44号 広島商工会議所ビル9階
TEL:082-512-2314 FAX:082-512-2319
E-mail:hiroshima@hananowa2020.jp

「中国地方まち・すまいづくりメールマガジン」では、地方公共団体等の皆様から、独自の取り組み事例やイベント開催等の記事を募集しています。

また、「建政部ホームページ」のトップページに掲載する画像データやタイムリーな情報等も募集しておりますので、どしどしお寄せください。

本メールマガジンは、以前から配信させていただいている関係者様のみでなく、新たに繋がりのできた関係者様にも配信させていただいております。

記事の掲載希望及び送信先の追加、変更、ご意見・ご要望等については、下記のメールアドレスへお願い致します。

編集担当

計画・建設産業課
計画・景観係長 岡野(内線6134)
E-mail:kenseibu@cgr.mlit.go.jp