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【解説】
●きれいさを計る指標(しひょう)[ものさし]
あなたは、きれいな川というと、どんなものを想像しますか。
すみきった青い空、岸辺の木々を映すか川面(かわも)、そして、すきとおった水の流れを想像しませんか。
川のきれいさを計るには、いくつかの指標[ものさし]があります。水の色、にごり、におい、そこにすんでいる魚の種類などは、指標になります。
法律で定められている川の水のきれいさは、人の体に悪い影響(えいきょう)をあたえる有害物質(ゆうがいぶっしつ)23項目で表す方法水素イオン濃度[pH(ペーハー)]や、生物化学的酸素要求量(せいぶつかがくてきさんそようきゅうりょう)[BOD(ビーオーディー)]などの項目で表す方法などがあります。
日本のおもな川の水質は、数ケ所の基準点を選び、月に1回以上、定期的に観測されています。こうして計られた水質によって、きれいな川や、きたない川の順位(ふつうはBODを指標にする)がつけられるのです。
●流域に人が少ない地域に、きれいな川が多い
日本の川の中からきれいな川を選ぶと、きれいな川の流域には人が少ないという特長があります。
富山県の黒部川(くろべがわ)、山形県の寒河江川(さがえがわ)、北海道の後志利別川(あとしりべつがわ)などが、とくにきれいな川と言われています。
答え:B 黒部川(くろべがわ)[富山県]など |