千代川流域圏会議通信

千代川流域圏会議通信
[2001年11月号 vol.43]

第11回千代川写真コンク−ル入選作品決定
 国土交通省鳥取工事事務所と鳥取県は、千代川をより一層親しんでもらい、新たな興味をもってもらうことを目的として、「第11回千代川写真コンクール」を開催(後援:千代川流域圏会議)しました。
 その結果、総数97点の応募があり、沖正鳥取県写真家連盟会長を座長とする審査員4名による厳正なる審査で入選作品が決定しました。

 なお、入選作品の展示会を11月末頃より県庁及び各市町村に置いて、順次開催する予定ですので、近くで開催の折りには是非お出かけ下さい。
金 賞:該当なし
氏名 氏名
銀賞 久野 幸雄
岡垣 慶子
佐々木 勇
佳作 西尾 政廣
松井  功
西尾  眞
岩崎 日出子
柳澤 一枝
田中 冨美枝
三輪 泰蔵
竹歳 育世
銅賞 中島 健二
中尾 昭雄
田中 作治
佳作 清水 春寿
児島 吉春
      (敬称略)
「水質事故対策訓練」実施される!
 10月1日(月)、鳥取県東部総合事務所及び袋川河川敷(新今在家橋上流)で、千代川水系水質汚濁防止連絡協議会(国土交通省、鳥取県及び関係市町村等28機関)の主催する水質事故対策訓練が実施されました。
 この訓練は、河川等で水質事故が発生した場合、その被害を最小限にくい止めるために、毎年実施されています。
 今年は、講師に鳥取環境大学岡崎教授を招き、ウインクラーアジ化ナトリウム変法による溶存酸素の測定実習が行われました。引き続き、参加者が3班に分かれ、異なる油処理方法で実技訓練が行われました。
 参加者の多くは、実際の事故処理に関わったことはないものの、各班ともスムーズに汚濁防止フェンスを設置していました。
 なお、今年発生した千代川水系の水質事故は9月30日現在18件で、昨年同期(13件)と比べ増加しています。
水質汚濁件数(H13.1.1〜H13.12.31)
河川名 件 数 原因判明
旧袋川 2件 1件
旧野坂川 2件 2件
山白川 2件 1件
大路川 3件 0件
八東川 1件 0件
狐 川 2件 0件
大井手川 1件 0件
その他 5件 3件
合 計 18件 7件
水質事故発生件数の推移
発生年 件 数
平成6年 2件
平成7年 11件
平成8年 8件
平成9年 7件
平成10年 12件
平成11年 7件
平成12年 16件
平成13年 18件
平成13年は9月30日現在
■千代川水系水質汚濁防止連絡協議会メンバー
国土交通省… 鳥取工事事務所、殿ダム工事事務所
鳥 取 県… 消防課、環境政策課、鳥取保健所、鳥取保健所郡家支所、耕地課、農村整備課、水産課、都市計画課、河川砂防課、空港港湾課、鳥取土木事務所、郡家土木事務所、 警察本部生活保安課
市 町 村… 鳥取市(土木建設課、下水道部管理課、水道局)、国府町、郡家町、船岡町、河原町、八東町、若桜町、用瀬町、佐治村、智頭町、鳥取県東部広域行政管理組合消防局
探・水・魚(千代川紳士録)
マハゼ(ハゼ科ハゼ亜科マハゼ属 全長13〜25p)
 川の汽水域から湾内に生息し、 マハゼ砂泥底に済んでおり、北海道から種子島まで分布しています。
 ハゼは、雑食性でダボハゼと云われるように何でも食べ、釣り餌に同じハゼの切り身をつけても釣るほどです。
 産卵期は1〜5月で、雄が泥底に孔道を掘り、その内壁に産卵します。孵化後、浮遊生活を送り、全長15〜20oになると底生活に入ります。
 千代川流域では、魚屋で見かけることはありませんが、県西部では「ゴズ」と呼ばれ盤台で売られているとともに、中海周辺では「ハゼ釣り」が秋の風物となっており、小学校で「ゴズ釣り遠足」が行われるほどです。
 また、白焼きした後、干物にしたものに昆布を巻いて煮たものは、正月料理として珍重されています。
川とふれあうイベント情報
第2回森林調査会(千代川流域圏会議主催)
日  時 :11月11日(日) 10:00〜14:00
集合場所 :智頭町山郷保育園
実施場所 :智頭町中原 横瀬川上流
問 合 せ :鳥取工事事務所調査設計課
TEL:0857-22-8435 河野・山形
:智頭町役場建設課
TEL:858-75-4113 大呂・黒岩
事務局便り
 千代川では、今、Vol.39 (7月号)で紹介したアユが産卵中です。
 産卵後は死ぬアユですが、数え切れないアユが集団となり、水しぶきを上げて産卵する光景は、自然の営み、生命の不思議を感じさせます。
 千代川へ出かけて見ませんか、アユの産卵風景に出会えると思います!

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