千代川流域圏会議通信
千代川ニュース
千代川流域圏会議通信
[2004年5月号 vol.71]
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智頭町の植生浄化実験は今?
さる3月21日に芦津集落新興協議会の総会があり、その際に、芦津植生浄化実験場の地元説明会を開催しました。
会場の智頭町「どんぐりの館」での説明会には総会参加者のうち40名近くが参加し、鳥取大学の矢島助教授と学生の方による発表と、続いての質問会で約1時間の会となりました。
参加者の皆さんからの質問の中には、「竹炭の効果は?」「処理水は水稲の栽培に使える?」などさまざまな質問が。また、参加者の方から、「ガマは成長しすぎると加工がしにくくなります。かといって半分に切ってしまうと短かすぎます。伸びすぎないようにと思って昨年8月に刈ったところは、根に栄養がいかなくなってしまい、枯れてしまいました。9月の彼岸頃に刈るのが良いと思いますが、2m以上に育って伸びすぎてしまうと、倒れて使えなくなります。」という意見もよせられました。まだいろいろと難しいこともあるようですね。
この植生浄化実験も今年で3年目。矢島先生の研究で様々なこともわかってきています。(レポート参照)。また、昨年開催した夏休み親子自然体験in智頭のように、生き物とふれあう場所としても活用されています。ちなみにこのイベントは今年もぜひ!という皆さんの声におこたえして、開催が決定!!募集要領が決まりしだいお知らせします。
千代川あれこれ
鳥取市古海千代川左岸護岸付近の濁水について
 今年初めより、市民の方から千代大橋付近に発生した濁水について問合せを多数いただきました。

 調査の結果、採取した水や土の中に鉄分が多く含まれていることがわかり、学識経験者に相談したところ、鉄分(自然に存在)を多く含む層が露出し、湧水、河川水等に触れて濁水が発生したと考えられるとのことです。今後は、原因となる層を土などで覆う予定です。

 なお調査結果は、鳥取河川国道事務所のホームページ(http://www.cgr.mlit.go.jp/tottori/)に掲載しています。


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