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「三次市みなみ4町を結ぶ地域資源発掘プロジェクト」近況
 新たな公モデル事業がなくなり、少々寂しい思いをしておりますがその精神や取組は小さな流れですが脈々とつながっております。
 その近況をお知らせします。
 私達が取り組んだ、新たな公モデル事業「新住民支援ネットワーク事業」をきっかけにスタートした「三次みなみ4町を結ぶ地域資源発掘プロジェクト」は、今年一つの方向性を見出すことができ、その概要をまとめたパンフレットを作成しました。
 いままで、大切な地域資源とはほとんど考えてこなかった、身近な一つ一つが、町を超えて集められ、一本のキーワードでつなぐことで大きな意味を生み出してきました。身近な何気ないものたちが地域資源として輝きを放ち始めています。三次市南部の4町、三和町、三良坂町、吉舎町、甲奴町には、こんなに素晴らしい地域資源があったんです。つながって「三次田縁通り」となりました。
 その素晴らしいシンボルが「夕陽のふる里」です。
 これから、地域住民たちは、これを基本として具体的な町づくに取り組んでいきます。
 足かけ3年。このプロジェクトが地道に取り組んでこられたのは、わずかではありますが三次市が資金を提供してくれたこと。目標や成果を強制せずに住民の自由で主体的な取組に任せてくれたこと。そして、メンバーの住民は、さまざまな意見や指向の違いを認め、みんなが共有できる大きな方向性を追求したことにあります。   さらに、このプロジェクトに参加してくれた初対面同士のメンバーの間には、仲間、友人、隣人のような強い絆も生まれています。狭い地域間での競争意識や隣町に対する無関心が、まちづくりの障害となっていたことを理解し、ネットワークを生かし、地域を越えて連携した町づくりの歩みを始めようとしています。

 私の町からは、少しばかり離れているのですが、私自身、コーディネーターとして、この取組に参加できたことをわが町のことのようにうれしく思っています。
 ここから何が生まれるか、このプロジェクトがこれからどう成長を遂げるか、皆様も期待を込めて見守っていただければと思います。

 できたての同プロジェクトのパンフレットです。見てください。

 

 

 

 

平成23年11月19日
NPOやまなみ大学地域自立支援センター 山本 正克

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国土交通省中国地方整備局 建政部 計画・建設産業課