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平成16年12月3日

〜広島国道管内の道路災害について〜
2004年の台風シーズンを振り返って


●2004年は、相次ぐ台風の襲来により、史上最多の10個の台風が上陸し、広島県内でも多数の被害が発生。
●広島国道事務所の管理する国道においては、2004年に累計18箇所の通行止めを実施。
●特に、台風18号襲来時には、東西の自動車交通を担う広島岩国道路と、国道2号が大野町〜大竹市の間において、越波等による通行止めを実施。その損失額は約14億円となった。
●今後、海岸部における防災対策を順次進める方針。


1. 道路の通行止めについて
 2004年の台風時期に、広島国道事務所では、管理する国道2号、31号、54号、185号において、道路利用者の安全確保のため累計で18箇所の通行止めを実施した。

2. 2004年災害の特徴
 2004年は、観測史上最多となる台風10個が日本に上陸し、広島県内でも数多くの被害が発生した。
 広島湾における2004年の潮位は、過年と比較すると特に高くなっており、年々高くなる傾向にある。
 特に、台風16号、台風18号襲来時は満潮時と重なり、沿岸部の国道では越波や路面冠水などの被害が発生した。

3. 台風18号襲来時
 台風18号襲来により、東西の自動車交通を担う広島岩国道路と平行する国道2号が以下の区間で通行止めとなったが、周辺道路も通行止め等により、迂回路が困難な状況であった。
 また、国道2号の通行止めに伴い大野町の一部の地域では孤立状態が発生した。

通行止め路線 箇所 通行止め日時
国道2号 大野町丸石〜大竹市玖波 9/7 12:50〜19:00 約6時間
広島岩国道路 廿日市JCT〜大竹 9/7 12:00〜9/8 01:25
           約13.5時間

 この区間の国道2号と広島岩国道路の通行止めによる損失額を試算すると約14億円となる。

4. 今後の課題と予定
 広島国道事務所管内の直轄国道では、直接海岸に面した道路延長が管理区間の約1割に相当する18kmにも及ぶため、抜本的な防災対策を一気に実施することは不可能であるが、今後、海岸部における防災対策を順次進める方針である。

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