@ 中小出水の再現
   環境用水放流設備により出水後期に放流量を増加させ、中小出水を再現します。 なお、このときのダムからの放流は、下流での急激な水位上昇が生じないよう、放流量を徐々に増加させるとともに、最大放流量は200m3/s(※)未満とします。
A フラッシュ放流
   非出水期のうち11月16日から4月30日の間に、洪水調節容量内に貯留した最大約200万m3の水を利用して、環境用水放流設備により中小出水規模(100m3/s以下)の放流を行います。
   なお、フラッシュ放流の実施にあたっては、下流での急激な水位上昇が生じないよう、放流量を徐々に増加させます。
B 洪水調節後の
早期放流
   洪水調節時において、自然調節による放流量がピークを過ぎ200m3/s(※)以下となった後、環境用水放流設備により放流を開始し、貯水位を速やかに常時満水位まで低下させます。
200m3/s:ダムがない場合に1年に2回程度発生する流量で、灰塚ダムではこれ以上の出水を洪水と呼びます。

(注)上図は放流方法の概念を分かりやすく示したもので、実際の操作は下流河川
    の状況(水位・水質)や貯水池の状況などにより異なる場合があります。
   河川環境保全のための放流の効果については、未解明で不確定な要素が多いため、今後、試行とその効果のモニタリングを繰り返しつつ、最適な放流方法を確立していく必要があります。
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