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平成18年2月16日(木)10時35分、三次市三良坂町灰塚地先において貯水池を巡視中の江の川総合開発工事事務所職員が油膜を発見しました。 |
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発見箇所は県道三良坂総領線知和大橋の上流約200m左岸で、試験湛水による貯水域です。発生量は不明ですが下流への油の拡散は確認されなかったため、かなり少量ではないかと思われます。また、周辺に魚のへい死は確認されていません。 |
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江の川総合開発工事事務所では、直ちに油回収作業ならびに原因調査にとりかかり、同日12時に油拡散を防止するオイルフェンスの設置を完了し、油吸着マットによる回収作業を行いました。 |
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発生源はダム湖底からとみられたため、2月17日に潜水調査による発生源特定を試みましたが視界が悪く、湖底に缶の様なものを確認しましたが、これが発生源であるか特定するまでは至りませんでした。 |
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水質分析の結果、油は「鉱物油」*1という事が判明しました。また、水質汚濁防止法に係る「人の健康の保護に関する環境基準(健康項目)」については全て環境基準値を下回っている事を確認しています(分析結果の詳細はこちら)。 |
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今後の対応としては、発生量がごく少量である事からオイルフェンスを引き続き設置して下流への拡散を防止するとともに、油吸着マットを適宜交換し油回収を行います。そして、試験湛水が完了し貯水位が低下した後、現地調査を行い発生源の撤去作業を行う予定としております。 |
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また、職員による巡視を毎日実施し監視を強化しています。 |
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*1:鉱物油・・・A重油、燃料油、エンジンオイル、機械潤滑油(グリース)等 |
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