洪水・高潮から守るための工事をします
放水路 ポンプ場 防潮堤
百間川放水路 倉安川排水機場 百間川河口水門
倉安川排水機場
倉安川排水機場の写真
● 事業概要
 一級河川倉安川は、吉井川と旭川を結ぶ運河兼かんがい用水路として江戸時代に開削され、岡山の商業(水運)、農業に貢献してきた河川です。
 倉安川の北側は、操山をはじめとする標高100〜130mの台地が広がっていますが、近年の住宅化に伴い雨水流が増大しています。また南側は標高1.5m程度の旧干拓地で低平地をなしており、東西を百間川、旭川に挟まれているため平時でも排水不良の地域となっています。
 倉安川排水機場は、ポンプ2.5m3/s(1.25m3/s×2台)を新設し、百間川増水などによる倉安川の内水氾濫の防止、被害の軽減を図るものです。
 事業は平成7年度に着手し、平成12年3月に総事業費約10億円で完成しました。
● 事業の経緯
事業の経緯のグラフ
● 排水機場のしくみ
排水機場のしくみの図1
 大雨などにより、百間川の水位が上昇すると、逆流防止のため柾木樋門を閉じることから、倉安川の流れを百間川に自然に流すことができなくなり、浸水被害が起こります。
排水機場のしくみの図2
 浸水被害をくいとめるため、吐出樋門ゲートを開けて、ポンプを動かして倉安川の水を百間川に押し出します。

運転管理装置液晶モニターの写真 ポンプの写真
 ポンプ、除塵機、樋門ゲートの運転操作や状態監視等の機能は、このタッチパネル式の液晶モニタ1台に集約されています。  排水機場の心臓部ともいえるポンプ室です。主ポンプや主エンジンの他、ポンプ運転に必要な多くの補機類もこの部屋に配備されています。

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