GoGi通信 第40号 |
|
![]() |
太田川で獲れるヤマトシジミは、広島市にとって貴重な水産資源です。下流域で分岐する六つの河川のうち、太田川放水路では市民も自由に貝掘りをすることができます。ところがヤマトシジミの漁獲量は全国的に減少傾向にあり、太田川も例外ではありません。 |
また、シジミは、河川水の汚れのもととなる窒素等を取り込むことから、シジミを水揚げすることが河川の水質浄化につながることが知られています。 |
太田川河川事務所が漁業者と一月十六日に開いた勉強会は、このシジミの生息環境の再生と、シジミの採取による河川浄化のサイクルを確立するものです。 |
約二十人が参加したこの勉強会では、島根県玉湯町の日本シジミ研究所所長・中村幹雄さんが「ヤマトシジミの生態と生息環境」と題して講演し、国と漁業者が協力して減少の原因を突き止めた上で水産振興策を考えるべきであるとの提案がなされました。 |