広島西部山系の森林

どんな森林があるの?

 

落葉樹林

冬になると葉を落とす樹木(落葉樹)からなる林です。春の新緑、夏の濃い緑、秋の紅葉など、季節ごとにその印象が変わります。

分布と環境
太田川や小瀬川沿いの山の斜面などにまとまって分布しているほかは、各地に点々と分布します。まとまって分布している場所は、たい積層という地質の分布とよく対応しています。

広島西部山系の落葉樹林の大部分はコナラ林です。昔は里山として、人々が炭やまきを採るために、よく利用してきた林です。コナラ林以外では、渓谷沿いの斜面にケヤキ林、海抜の高い山の山頂付近にイヌブナ林がわずかにみられます。

種類
広島西部山系の落葉樹林は、見られる場所の違いから左の3タイプにわけることができます。
© 広島西部山系植生図鑑