=年頭の挨拶=
新年、あけましておめでとうございます。
千代川を軸として交流・連携を図り、豊かなふるさとを創造するために、鳥取大学道上副学長を先頭に進めてきました千代川流域圏会議も今年で4年目を迎えることとなりました。新世紀の初頭にあたりまして、これからの千代川流域圏会議の活動のあれこれをご報告いたします。
千代川流域圏会議では、平成12年7月に「清流を守る行動計画」を策定し、またこれにあわせ「千代川清流保全宣言」を制定いたしました。今年はこの計画により千代川の清流を守る活動を中心に進めております。
■千代川をきれいにする活動
千代川に捨てられたゴミは、川を流れて鳥取砂丘や日本海まで流れていきます。
このような千代川流域をきれいにする活動として、現在、各種の団体により河川清掃や砂丘清掃が行われています。今後はこれら清掃活動を応援していきます。
■きれいな水を守る
上流の町村では、千代川をきれいにするため、下水道や浄化槽の整備を積極的に行っていますが、その水をさらにきれいにするための処理方法についての講習会や勉強会の開催を検討していきます。
また水質浄化の先進事例として、休耕田等を利用した植物浄化実験が鳥取大学の協力を得て国土交通省殿ダム工事事務所で実施されていますので、これを紹介するための見学会を当会議にて企画していきます。同様に智頭町内においても、植生を利用した高度浄化の実験を流域内のモデルケースとして実施するよう検討中ですので、
これについても協力していきます。
■「千代川流域圏会議」による森づくり
河川の清流を守るためには、上流にある森林を守っていくことが必要です。
そのために、日頃森林とふれあうことのない地域の人たちと源流域の森林を見学したり、森林調査隊を組織し、植林や枝打ちなどを体験するイベントを実施し森林保全について考え行動してまいります。
■千代川フェスティバルの実施
千代川フェスティバルは千代川の日(8月24日)を記念して毎年実施しております。第4回目となる今年は、智頭町を会場として開催します。
そのほか、会に参加される方々は、様々な活動で千代川を守る活動を続けております。
川は、その流域の状況を反映する鏡であると思います。
皆様方におかれましても、21世紀に誇れる河川として千代川を残せるようご支援、ご協力をお願いいたします。
副会長 国土交通省鳥取工事事務所長 中島英一郎
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植林の様子 |
「千代川フェスティバル」
川のお魚観察会の様子 |
千代川河口清掃の様子 |
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