国土交通省鳥取河川国道事務所では、千代川・国道9・29・53号の工事・規制情報、県東部情報をお届けしています。
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千代川重要水防箇所の公表

平成24年度 千代川水系「重要水防箇所」の公表


重要水防箇所とは 
  現在の堤防の高さや幅などから、洪水に際して水防上特に注意を要する河川区域です。河川管理者である国土交通省又は県や水防管理団体である市町村は洪水時にこの区域の巡視を重点的に行います。

平成24年度重要水防箇所表
 平成24年度 
 堤防延長(m) 
 工作物 
 内訳   重要度A 
 1,500 
 9箇所 
 重要度B 
 43,800 
 25箇所 
 要注意 
 29,900 
 
 
 重要水防箇所リスト[PDF:152KB] 
 
 重要水防箇所図1/25000[PDF:882KB]
 

 
重要水防箇所の判断基準 
 重要水防区域は、堤防の状況などにより「堤防高(流下能力)」「堤防断面」「漏水」などの種別の分類され、その種別ごとに重要度を設定しています。
 

  ・ 重要度A    水防上最も重要な区間

  ・ 重要度B    水防上重要な区間

  ・ 要注意区間  注意を要する区間

 

 重要水防箇所の選定基準
 

参考

種別
重要度
要注意区間
A 水防上最も重要な区間
B 水防上重要な区間
堤防高
(流下能力)
 計画高水流量規模の洪水の水位が現況の堤防高を超える箇所。  計画高水流量規模の洪水の水位と現況の堤防高との差が堤防の計画余裕に満たない箇所。
堤防断面
 現況の堤防断面あるいは天端幅が、計画の堤防断面あるいは計画の天端幅の2分の1未満の箇所。  現況の堤防断面あるいは天端幅が、計画の堤防断面あるいは計画の天端幅に対して不足しているが、それぞれ2分の1以上確保されている箇所。
法崩れ・すべり
 法崩れ又はすべりの実績があるが、その対策が未施工の箇所。  法崩れ又はすべりの実績があるが、その対策が暫定施工の箇所。
 法崩れ又はすべりの実績はないが、堤体あるいは基礎地盤の土質、法勾配等からみて法崩れ又はすべりが発生するおそれのある箇所で、所要の対策が未施工の箇所。
漏水
 漏水の履歴があるが、その対策が未施工の箇所。  漏水の履歴があり、その対策が暫定施工の箇所。
 漏水の履歴はないが、破堤跡又は旧川跡の堤防であること、あるいは基礎地盤及び堤体の土質等からみて、漏水が発生するおそれがある箇所で、所要の対策が未施工の箇所。
水衡・洗掘
 水衡部にある堤防の前面の河床が深掘れしているがその対策が未施工の箇所。
  橋台取り付け部やその他の工作物の突出箇所で、堤防護岸の根固め等が洗われ一部破損しているが、その対策が未施工の箇所。
  波浪による河岸の欠壊等の危険に瀕した実績があるが、その対策が未施工の箇所。
 水衡部にある堤防の前面の河床が深掘れにならない程度に洗掘されているが、その対策が未施工の箇所。
工作物
 河川管理施設等応急対策基準に基づく改善措置が必要な堰、橋梁、樋管その他の工作物の設置されている箇所。
 橋梁その他の河川横断工作物の桁下高等が計画高水流量規模の洪水の水位以下となる箇所。
 橋梁その他の河川横断工作物の桁下高等と計画高水流量規模の洪水の水位との差が堤防の計画余裕高に満たない箇所。
工事施工
   出水期間中に堤防を開削する工事箇所又は仮締切り等により本堤に影響を及ぼす箇所。
新堤防・破堤跡・旧川跡
   新堤防で築造後3年以内の箇所。
 破堤跡又は旧川跡の箇所。
陸閘
   陸閘が設置されている箇所。



水防用語の説明 

計画高水流量
  川の堤防工事などの基準で、その堤防が耐えられる最高の流量。
陸閘(りっこう)
  陸閘とは、やむを得ない理由で、堤防が連続していない場合、あくまでも暫定的な措置として、洪水や高潮時に堤防の機能を確保するために締め切ることのできる施設(容易に閉塞できる構造)のこと。
水衝部(すいしょうぶ)
  水衝部とは、川が曲がっている外側で、水の流れが強くあたる場所のこと。
天端(てんば)
  天端とは、堤防や護岸の一番上の平らな部分のこと。
漏水(ろうすい)
  漏水とは、洪水時に川の水が堤防を浸透し反対側の堤防から吹き出ること。この場合、堤防決壊の危険性がある。