国土交通省鳥取河川国道事務所では、千代川・国道9・29・53号の工事・規制情報、県東部情報をお届けしています。
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千代川重要水防箇所の公表

令和5年度 千代川水系「重要水防箇所」の公表


重要水防箇所とは 
  現在の堤防の高さや幅などから、洪水に際して水防上特に注意を要する河川区域です。河川管理者である国土交通省又は県や水防管理団体である市町村は洪水時にこの区域の巡視を重点的に行います。

令和5年度重要水防箇所表
 令和5年度 
 堤防延長(m) 
 工作物 
 内訳   重要度A 
 1.100 
 6箇所 
 重要度B 
 37,800 
 28箇所 
 要注意 
 29,400 
 
 
 重要水防箇所リスト[PDF:162.38KB] 
 
 重要水防箇所図1/25000[PDF:2.45MB]
 

 
重要水防箇所の判断基準 
 重要水防区域は、堤防の状況などにより「越水(溢水)」「堤体漏水」「基礎地盤漏水」などの種別の分類され、その種別ごとに重要度を設定しています。
 

  ・ 重要度A    水防上最も重要な区間

  ・ 重要度B    水防上重要な区間

  ・ 要注意区間  注意を要する区間

 

 重要水防箇所の選定基準
 

参考

種別
重要度
要注意区間
A 水防上最も重要な区間
B 水防上重要な区間
越水
(溢水)
 計画高水流量規模の洪水の水位が現況の堤防高を越える箇所。  計画高水流量規模の洪水の水位と現況の堤防高との差が堤防の計画余裕高に満たない箇所。
堤体漏水
 堤防の機能に支障が生じる堤体の変状の履歴(被災状況が確認できるもの)があり、類似の変状が繰り返し生じている箇所。
 堤体の土質、法匂配等からみて堤防の機能に支障が生じる堤体の変状の生じるおそれがありかつ堤防の機能に支障が生じる堤体の変状の履歴(被災状況が確認できるもの)がある箇所。  水防団等と意見交換を行い、堤体漏水が生じる可能性が特に高いと考えられる箇所。
 堤防の機能に支障が生じる堤体の変状の履歴(被災状況が確認できるもの)があり、安全が確認されていない箇所、又は堤防の機能に支障は生じていないが、進行性がある堤体の変状が集中している箇所。  堤防の機能に支障が生じる堤体の変状の履歴(被災状況が確認できるもの)はないが、堤体の土質、法匂配等からみて堤防の機能に支障が生じる堤体の変状の生じるおそれがあると考えられる箇所。  水防団等と意見交換を行い、堤体漏水が生じる可能性が高いと考えられる箇所。
基礎地盤漏水
 堤防の機能に支障が生じる基礎地盤漏水に関係する変状の履歴(被災状況が確認できるもの)があり、類似の変状が繰り返し生じている箇所。  基礎地盤の土質等からみて堤防の機能に支障が生じる変状の生じるおそれがあり、かつ堤防の機能に支障が生じる基礎地盤
漏水に関係する変状の履歴(被災状況が確認できるもの)がある箇所。  水防団等と意見交換を行い、基礎地盤漏水が生じる可能性が特に高いと考えられる箇所。
 堤防の機能に支障が生じる基礎地盤漏水に関係する変状の履歴(被災状況が確認できるもの)があり、安全が確認されていない箇所、又は堤防の機能に支障は生じていないが、進行性がある基盤漏水に関係する変状が集中している箇所。  堤防の機能に支障が生じる基礎地盤漏水に関係する変状の履歴(被災状況が確認できるもの)はないが、基礎地盤漏水の土質等からみて堤防の機能に支障が生じる変状の生じるおそれがあると考えられる箇所。  水防団等と意見交換を行い、堤体漏水が生じる可能性が高いと考えられる箇所。
水衡・洗掘
 水衝部にある堤防の前面の河床が深掘れしているが、その対策が未施工の箇所。  橋台取付部やその他の工作物の突出箇所で、堤防護岸の根固め等が洗われ、一部破損しているがその対策が未施工の箇所。  波浪による河岸の決壊等の危険に瀕した実績があるが、その対策が未施工の箇所。  水衝部にある堤防の前面の河床が深掘れにならない程度に洗掘されているが、その対策が未施工の箇所。
工作物
 河川管理施設等応急対策基準に基づく改善措置が必要な堰、橋梁、樋管などの工作物が設置されている箇所。
 橋梁その他の河川横断工作物の桁下高等が計画高水流量規模の洪水の水位以下となる箇所。
 橋梁その他の河川横断工作物の桁下高等と計画高水流量規模の洪水の水位との差が、堤防の計画余裕高に満たない箇所。
工事施工
   出水期間中に堤防を開削する工事箇所または、仮締切等により本堤に影響を及ぼす箇所。
新堤防・破堤跡・旧川跡 
   新堤防で築造後3年以上の箇所。
 破堤跡又は旧川跡の箇所。
陸閘
   陸閘が設置されている箇所。



水防用語の説明 

計画高水流量
  川の堤防工事などの基準で、その堤防が耐えられる最高の流量。
陸閘(りっこう)
  陸閘とは、やむを得ない理由で、堤防が連続していない場合、あくまでも暫定的な措置として、洪水や高潮時に堤防の機能を確保するために締め切ることのできる施設(容易に閉塞できる構造)のこと。
水衝部(すいしょうぶ)
  水衝部とは、川が曲がっている外側で、水の流れが強くあたる場所のこと。
天端(てんば)
  天端とは、堤防や護岸の一番上の平らな部分のこと。
漏水(ろうすい)
  漏水とは、洪水時に川の水が堤防を浸透し反対側の堤防から吹き出ること。この場合、堤防決壊の危険性がある。