八王子権現の由来は、昔後柏原天皇(1500〜26)の時代、周防国二王三郎という鍛冶が、戦乱の世を憂えて安芸の国品治郷石井谷に移住して、伯父の二王清祐から伝えられた業を営んだ。 三郎は以前から近江国日枝山八王子の宮を信仰していたので、ここに分霊を勧請して朝夕参拝するうちに、いつの間にか山の様子、森の木立までも何だか尊いように思われてきて、有り難いという気持ちが強く起こってきた。

 それが神様の御心にかなったのだろうか、垣のほとりから、泉が沸きだしてきた。三郎は不思議に思ったが、後にこの泉で剣の焼刃を作り、世に名高い名工となったという。そのうえ、この泉に浴して色々な病気が治ったことも多かった。

サン太郎通信Vol20より
◇水質分析結果
・pH 6.97
・硬度 46mg/L
・有機物 (過マンガン酸カリ消費量)0.32mg/L
・電気伝導度 82.3μS/cm2
・炭酸塩 23mg/L
・残留塩素 0mg/L
・塩分(CI-) 10.6mg/L
・大腸菌群 検出セズ
所見・・まれにみる清冽な軟水の名水と言ってよい。お茶・コーヒー・料理・飲用に最適の水質
●料金について
 施設の補修などの経費が必要であるため、水を汲みに来られた方は賽銭箱に浄財をお願いします。

※平日でも、水汲みの人が多いです。
  休日は、長い列ができています。

●所在地
 広島県山県郡千代田町大字本地 八王子神社
 中国自動車道千代田インターから車で10分
 「土師」と「安芸高田市」  咽声忠左衛門  鬼の木戸