ひろしま・100万人の現場見学会
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トップ>>現場見学会の結果報告>>第4回「探検!道の地下のひみつ」>>千田下水処理場(詳細)








まずは映像で簡単に処理場の説明を受け、施設見学に入りました。












一般家庭やビル、工場などから流された汚水は、下水管を通って下水処理場へ運ばれます。下水処理場では、まず沈砂池で大きなごみや砂を沈めて、そのほかの水をポンプで吸い上げます。





次に最初沈殿地で、ゆっくりと水を流し、小さな汚れの固まりを沈めます。この沈めた固まりのことを「汚泥」といいます。 しかし、最初沈殿地では沈まない汚れもあります。その汚れを次のエアレーションタンクというところで取り除きます。 エアレーションタンクでは微生物を含んだ「活性汚泥」という泥を入れ、空気を吹き込んでかき混ぜます。


そうすると、微生物が汚れを食べ、活性汚泥が増えます。次の最終沈殿地では活性汚泥が素早く沈んできれいな水が残ります。ポイントは、自然の力(微生物)で水をきれいにしているところです。





こうしてきれいになった水は、京橋川に流されるのです。


最初沈殿地の汚泥と最終沈殿地の余った活性汚泥を合わせて、濃い汚泥にしたものに薬品(凝集剤)を加え、脱水機で水分の一部を取り、汚泥のかたまり(脱水ケーキ)を作ります。脱水ケーキは肥料の原料にしたり、灰にして埋め立てに使ったりします。
そして、同敷地内にある、新千田ポンプ場の建設工事を見学しました。
このポンプ場は、広島市に大雨が降った際に、水が溢れないように大きなポンプを使って川に排水し、浸水被害が出ないようにします。災害を防ぐために、大変重要な役割を持ったポンプ場です。

今回の現場見学会では、地球の温暖化を抑制することを目的に、この脱水ケーキを原料にした肥料を使ってみんなで植樹をしました。

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主催/ひろしま100万人の現場見学会実行委員会(国土交通省 中国地方整備局 広島国道事務所、中国地域づくり交流会、中国新聞)
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