極楽寺山の山上には、マツ枯れの少ない、アカマツの美林
が広がっています。ふもとで、マツ枯れ林
の林内をのぞいてみると、その違いを実感できます。
山頂の海抜が693mもある極楽寺山のアカマツ林では、林内に常緑樹が少なく、落葉樹がたくさん生えています。
秋には、紅葉が見事です。もちろん、春の新緑もさわやかです。
秋、探勝歩道を歩いていると、黄色く黄葉した低木が目立ちます。低い山のアカマツ林ではあまり見かけない、シロモジ
です。
真っ赤に紅葉しているこの木は、ウリハダカエデ
です。歩道わきから枝をかざすこの木には、思わず皆、足をとめて見とれてしまいます。
コアジサイ
もまた、低い山のアカマツ林では、あまり見かけません。あざやかに咲く西洋(せいよう)アジサイとは異なり、上品な花です。