めっきり春らしい陽気となってきました。本誌が発行される頃には水も温み河川敷にも多くの人が訪れることでしょう。春と言えば草花の季節です。今回は誰でも知っている身近な植物であるタンポポについてご紹介します。
日本には20 種類以上のタンポポがあり、在来種のニホンタンポポ、外来種のセイヨウタンポポに分けられます。
セイヨウタンポポは明治時代、ヨーロッパから北海道に持ち込まれたものが全国に広まったといわれており、都市環境に適応して日本中に生息しています。繁殖力が強く、暖かい地域では冬でも花を咲かせることもあります。
また、西日本の一部の地域ではシロバナタンポポという白い花を咲かせるタンポポがみられ、タンポポといえば白い花をイメージする地域もあるようです。
外来種と在来種の見分けは、花の首の部分で見分けることが出来ます。下向きに反り返っているのがセイヨウタンポポ、在来種はほとんどの種類が反り返りません。(シロバナタンポポはわずかに反り返りが見られますが、花の色で見分けがつきます)見かけたら、実際に確かめてみてはいかがでしょう。 |