千代川流域圏会議通信
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千代川流域圏会議通信
[2005年8月号 vol.86]
清流くん
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新日本海新聞社/全国地方新聞社連合会 主催
防災・減災フォーラム2005in鳥取 が開催されました
〜昨年の災害を今後の防災に生かす〜
 さる6月28日、鳥取県民文化センターにおいて、防災・減災フォーラム2005in鳥取が開催されました。昨年の鳥取県東部をおそった水害が記憶に新しいところ。今回は、そのフォーラムの様子をダイジェストで紹介します。

昨年の台風23号による豊岡市の状況

基調講演
 昨年8月の台風23号の際に、大きな被害をうけた兵庫県豊岡市の、中貝宗治さんが「私たちは、どのようにして台風被害と闘ったか」というテーマで講演を行いました。
講演より
 災害の現場では、「黄金の72時間」という言葉があります。72時間をこえると生存率が極端に下がるということで、72時間以内の救助が大切です。私たち行政も全力をあげますが、住民も自ら72時間は自分の命を守る心構えをしていただく。その両方ができれば、減災に役立つのではと市民に訴えています。


豊岡市長 中貝宗治さん
パネルディスカッション
 基調講演に続き、「昨年の災害を今後の防災に生かす」というテーマで、パネルディスカッションが行われました。
パネルディスカッションより
 私たちが豊かな生活を享受しているツケが地球に影響し、その一つが温暖化現象、異常気象ではないかと思います。異常気象は集中豪雨を起こし、この集中豪雨に弱い河川は県や市が管理している中小河川です。狭い範囲に集中豪雨が降れば、中小河川は非常に厳しい状況に置かれます。また、集中豪雨は土砂災害を引き起こします。災害は忘れた頃にやってきます。忘れないよう、常に災害について考えることが大切です。

●パネリスト
鳥取市長 竹内 功
(財)とっとり政策総合センター理事長 道上 正規
旧用瀬町長 池本 茂晴
米子市ボランティア協議会会長 中川 容子
国土交通省中国地方整備局鳥取河川国道事務所長 安田 泰二
●コーディネーター
新日本海新聞社論説委員 萩原 俊郎


パネルディスカッションの模様


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