千代川流域圏会議通信
千代川ニュース
千代川流域圏会議通信
[2005年7月号 vol.85]
清流くん
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いつまでもホタルがやってくる川でありますように
 皆さん、今年はホタルを見に出かけられましたか?ここ数年、千代川流域では、ホタルがやってくる環境づくりを目指す様々な団体の活動もあり、ホタルの姿を見ることができるスポットが増えてきました。ホタルはきれいな水があるところでしか生息できません。きれいな水環境づくりが、ホタルの姿につながるんです。
 千代川の周辺では、主に三種類のホタルを見ることができます。それぞれに育つ環境が少しずつ違いますが、いずれもきれいな空気と水が必要です。

ゲンジボタル
 ゲンジボタルは、流れが緩やかで、水のきれいな土護岸の川に生息します。餌となるカワニナが生息していること、産卵に適したミズゴケや水際植物が重要となります。
ヘイケボタル
 ヘイケボタルは、基本的にゲンジボタルと同じような環境に生息しています。小川や田んぼの近くで見ることができます。
ヒメボタル
 ヒメボタルは、ゲンジボタルやヘイケボタルと違って、幼虫が陸上で生活する陸生ホタルです。樹林や竹林で見ることができます。ちなみにヒメボタルは、発光色が金色に近く、金ボタルと呼ばれることもあります。

「ホタルがやってくる環境づくりについて」
 現在、数多くの団体が、かつてのようにホタルが飛び交う姿を蘇らせようと、環境づくりから熱心に取り組んでいます。ホタルの姿は、環境へのメッセージです。皆さん一人一人が心がけて、鳥取の水辺でホタルが飛び交う日を目指しましょう。

河川敷での野焼き、草焼きは禁止されています!!
 最近、千代川河川敷で、野焼きや草焼きによる火災が多発しています。皆さん、火災がおこらないようルールを守りましょう。枯れ草は、非常に燃えやすいため、ちょっとした原因が大きな火災につながる可能性があります。
※写真はイメージです。


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