記者発表

コウノトリ追跡調査結果の概要について
1.調査実施日
平成17年 5月25日(水)  5:00〜19:43
  5月26日(木)  4:45〜19:08
  5月27日(金)  4:00〜16:00
2.調査場所
  ウェットランド整備予定地内及びその周辺
3.調査方法
  原則として日の出から日没まで、個体を追跡し行動を記録した。
4.調査結果
  調査実施期間中のコウノトリの行動には、以下のような傾向が見られる。
  @ 行動範囲は概ね灰塚ダム貯水池予定区域内に限定される。
  A 1日の行動には、次のような比較的規則性がみられる。
   
主な時間帯 行  動 場  所
 4:00〜 5:00 活動開始 橋の橋脚跡
 5:00〜 7:00 採 餌 主に休息場周辺の止水域
 7:00〜16:30 休 息(時々採餌) 止水域周辺又はヨシ原
16:30〜19:00 採 餌 主に止水域周辺
19:00〜20:00 休息場入り 橋の橋脚跡
  B 夜間の休息場には、解体した後の橋の橋脚跡を利用していたようである。その理由は、河川内にあるため外敵からの攻撃を防げる立地であることと人が近づかない位置であったことと思われる。
  C 採餌は休息場周辺の止水域を主に利用している。調査ではアメリカザリガニ、カエル類の幼生、カエル類の成体と思われる個体等の捕食が確認され、比較的浅い止水面に生息する動物を好んで食べているようである。

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 当地に飛来した後の経過について
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