記者発表

オオクチバスの繁殖抑制試行
1.試行の背景・目的
   灰塚ダムでは、試験湛水の開始に伴って、新たなダム湖が出現する。既にダム湖予定区域内では、オオクチバスの生息が確認されており、 比較的水深が浅く広大な同ダム湖の地形的特性とあいまって、試験湛水開始後はオオクチバスの繁殖が予想される。
   このため、試験湛水開始前にあらかじめ人工産卵床を設置し、灰塚ダムの建設目的である治水・利水機能に支障のない範囲で、 ダム本体及び2基の副堰堤が持つ水位調節機能を活用したオオクチバスの繁殖抑制(人工産卵床の干し出し)を試行する。
   この灰塚ダム独自の試行は、有識者の指導・助言並びに関係漁業協同組合との協働により取り組むものであり、この試行により、 灰塚ダム湖における多様な生物の生息環境が将来にわたって維持されることを期待する。
2.オオクチバスの生活史
   
 5月〜6月  7月〜11月  12月〜3月  4月
産 卵 期 活 動 期 越 冬 期 活 動 期
3.試行の概要
  @ 人工産卵床の構造
  A 人工産卵床の設置場所の選定
    平成17 年度は、水深が0.5〜2.0m のエリアに人工産卵床を100個程度設置し、産卵適地の把握に重点を置く。
    その後、産卵が確認できた場所に追加し、設置範囲を拡大していく。
  B 3施設の水位調節によるオオクチバス繁殖抑制の考え方
4.モニタリング調査に基づく試行の見直し

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