記者発表
お知らせ(平成17年9月6日)

灰塚ダムのウェットランド整備予定地に
コウノトリが再び飛来!
 国土交通省江の川総合開発工事事務所が建設を進めている灰塚ダムのウェットランド(生きものの生息地としての湿地)整備予定地に、再びコウノトリが飛来しました。
 9月6日の午前7時55分頃、台風14号の接近に伴い灰塚ダム工事区域内の点検を行っていた工事関係者がその姿を発見しました。
 今回飛来したコウノトリが、以前(今年4月下旬頃から7月4日まで)当地に飛来していたコウノトリと同一個体であるか否かは、現時点では分かりませんが、鑑定に必要な写真が撮れ次第、専門家に同定を依頼することにしています。
 今回、飛来が確認された場所は、灰塚ダムのウェットランド整備予定地の中でも試験湛水の影響を受けない、谷戸(やと)と呼ばれる小規模な谷の休耕田(棚田状)を再整備し、湿地環境を復元した場所です。
 この谷戸は、灰塚ダムの試験湛水に伴いウェットランドの大部分が一時的に水没するため、今年8月に実施予定を1年前倒して整備した個所です。
 当工事事務所では、コウノトリの観察情報などを以前と同じく当工事事務所のホームページ上で公表しますのでご覧下さい。

当地に飛来したコウノトリの経過について
平成17年4月下旬頃
 ○ 灰塚ダムのウェットランド整備予定地に飛来
平成17年5月25日
 ○ 観察する際の注意事項を記した看板を現地に設置
 ○ 鳥類の専門調査員による追跡調査の実施(5月27日まで3日間実施)
 ○ 調査員による現地での観察を開始
  ※以後7月4日まで毎日コウノトリの姿を確認
平成17年5月27日
 ○ 当工事事務所のホームページに”コウノトリ情報”コーナーを新設し、日々の観察情報や写真などの提供を開始
平成17年7月3日
 ○ 灰塚ダムモニタリング委員会の委員により現地視察を実施
  コウノトリをウェットランド整備予定地(県道から見える場所)で確認。
 ○ 第2回灰塚ダムモニタリング委員会を三次市内で開催
  現個体を定着させる方法について以下の意見が出る。
   
湛水により現在ねぐらとしている橋脚が水没し、採餌環境も減少する。このため、フロート型のねぐらをつくるとか、ウェットランドの谷戸や大谷地区に湿地を確保し、ザリガニやドジョウを放流するなどの対策を検討してほしい。また、周辺の水田に冬季に水を張ることも有効と考えられる。
餌となるドジョウの放流については、安易に外国産のものを放流しないようにするべきである。
採餌環境として期待できるウェットランドの谷戸を早く湿地環境に復元する必要がある。また、営巣木となる松の木を大事にするとともに、密集していれば間伐することなども考えられる。
ダム事業においてコウノトリの保護をどこまで行うのか明確にすべきと考えられる。
  :第2回灰塚ダムモニタリング委員会の議事要旨は、当工事事務所のホームページ
 ”お知らせ”に掲載しています。
平成17年7月5日
 ○ コウノトリの姿が確認できなくなる
平成17年7月13日
 ○ コウノトリの姿が岡山市灘崎地区の水田で確認される(新聞情報)
平成17年8月8日
 ○ コウノトリの姿が福岡市東区の人工島(アイランドシティ)で確認される(新聞情報)
平成17年9月6日
 ○ コウノトリの姿が灰塚ダムのウェットランド整備予定地内で再び確認される(同一個体であるか否かは現在のところ不明)
灰塚ダム・ウェットランド整備予定地(谷戸)で採餌するコウノトリ
(撮影:平成17年9月6日午前7時55分頃)
■問い合わせ先
 国土交通省中国地方整備局 江の川総合開発工事事務所
  副所長(技術)
やまだ けいいち
山田 啓一
  調査設計課長
しょうじ しゅんすけ
庄司 俊介
  設計係長
いんきょ ひでゆき
印居 英文
 TEL(0824)72−3301(代表)

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転写等の際にはあらかじめの江の川総合開発工事事務所に御連絡ください。