新技術を採用した環境用水放流設備について、平成18年3月27日(月)及び28日(火)に実際の運用に向けて放流試験を行いました。 |
放流試験の内容は振動・騒音・応力測定などで、実際に環境用水放流設備で放流を行いながら試験データの収集を行いました。 |
試験結果としては、下記のとおりとなりました。(写真はこちら) |
① |
振動 |
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放流時における有害な扉体の振動の有無を確認するもので、有害な振動は認められませんでした。(図-1) |
② |
変位 |
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静水圧作用時の扉体変位を設計値と比較するもので、異常は認められませんでした。(図-2) |
③ |
応力 |
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静水圧作用時の扉体への発生応力を設計値と比較するもので、異常は認められませんでした。(表-1) |
④ |
圧力 |
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扉体リップ下流面の圧力変化を確認するもので、負圧による水脈変動等は見られませんでした。(図-3) |
⑤ |
騒音・低周波音 |
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放流に伴う騒音・低周波音を確認するもので、開閉操作室及びダム直下流の民家で測定したところ、騒音・低周波音ともに問題のないレベルでした。(表-2) |
⑥ |
操作・制御 |
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正常に運転操作が行えました。 |
今後はこのデータを基に環境用水放流設備を適切に運用するとともに、今後設備を適切に運用するために点検・整備を行っていきたいと考えます。 |