--- 環境用水放流設備の放流試験の実施報告 ---
(平成18年5月16日)

 新技術を採用した環境用水放流設備について、平成18年3月27日(月)及び28日(火)に実際の運用に向けて放流試験を行いました。
 放流試験の内容は振動・騒音・応力測定などで、実際に環境用水放流設備で放流を行いながら試験データの収集を行いました。
 試験結果としては、下記のとおりとなりました。(写真はこちら
 ① 振動
   放流時における有害な扉体の振動の有無を確認するもので、有害な振動は認められませんでした。(図-1
 ② 変位
   静水圧作用時の扉体変位を設計値と比較するもので、異常は認められませんでした。(図-2
 ③ 応力
   静水圧作用時の扉体への発生応力を設計値と比較するもので、異常は認められませんでした。(表-1
 ④ 圧力
   扉体リップ下流面の圧力変化を確認するもので、負圧による水脈変動等は見られませんでした。(図-3
 ⑤ 騒音・低周波音
   放流に伴う騒音・低周波音を確認するもので、開閉操作室及びダム直下流の民家で測定したところ、騒音・低周波音ともに問題のないレベルでした。(表-2
 ⑥ 操作・制御
   正常に運転操作が行えました。
 今後はこのデータを基に環境用水放流設備を適切に運用するとともに、今後設備を適切に運用するために点検・整備を行っていきたいと考えます。

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