アカマツ林

岩場のアカマツ林

見分け方
立地模式図:転がり落ちそうな岩が点々と見られる山の上や、崖のような場所で見られます。転がり落ちそうな岩や、山肌にむき出した岩壁、そこに背の低いアカマツ が育っていたら岩場のアカマツ林です。アカマツの背は低く、高さは5~7mくらいです。
山の頂上付近や尾根で見ることができます。
この森林からわかること
岩が露出し、土壌が発達していないので、普通の植物は根を張ることがなかなかできません。岩場のアカマツ林は、こうした厳しい環境に耐えることのできる樹木や草本が生育する林です。
広島西部山系はおもに花こう岩 でできています。尾根や頂上付近には、花こう岩がむき出しになっている場所も少なくありません。岩場のアカマツ林は、このような地形や地質条件と対応した森林であり、この地域を特徴づける風景の一つです。
© 広島西部山系植生図鑑
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